富山城址公園|アクセス、駐車場、見どころ、おすすめランチスポットを紹介!

「富山城址公園(以下、見出し以外「城址公園」)」は、富山市中心市街地にある公園です。お城が観れる公園として、地元の人や観光客に親しまれています。

城址公園は、富山駅北にある「富岩運河環水公園(以下、環水公園)」とならんで、富山市を代表する公園です。

城址公園の雰囲気は、おしゃれな環水公園とは対照的。富山城を中心に庭園があったり、立派な門が立っていたりして、日本の伝統的な美しさを感じ取れる公園です。

城址公園は、お隣石川県の兼六園や金沢城公園と比べてこじんまりとした公園です。今回の記事では、城址公園へのアクセス方法と松川遊覧船を含めた見どころを紹介します。

この記事を最後まで読めば、富山市の人気観光スポットのひとつである、城址公園を制覇できますので、ぜひ最後までお付き合いくださいね。

富山城址公園へのアクセス

以下が城址公園へのアクセス方法です。なお、城址公園への入場は無料です。

  • 路面電車(所要時間:富山駅から10分)
    富山駅 路面電車③のりばから路面電車に乗車(運賃は一律210円、全国系ICカード対応)し、「国際会議場前」で下車。
  • 徒歩(所要時間:富山駅から15分)
    富山駅前にあるCICビルを正面に見て左側の大通り(城址大通り)を南へ歩きます。
  • マイカー(所要時間:富山ICから15分)
    北陸自動車道「富山IC」から一般道へ入り、国道41号線を北へ向かって進み、交差点「城址公園前」左に富山城が見えます。

富山城址公園を車で訪れる方へお得な駐車場のご提案

ところで、マイカーで富山城址公園へ行きたいけど、車をどこに停めていけばいいのかわからない…と悩んでいる人は多いと思います。

そこで、富山大和百貨店の提携駐車場で買い物をして、駐車料金の割引サービスを受ける方法を紹介します。

大和百貨店の駐車場割引サービスは、以下のような方におすすめできます。

  • 利用する駐車場は少し離れていても(3〜5分ぐらい)抵抗がない方
  • 車で北陸を周遊しており、富山ICから城址公園などの市内観光を検討している方
  • 観光ついでにお土産を買いたい方

富山大和百貨店は富山県で唯一の百貨店です。

高島屋や三越など他の百貨店のように、レディースファッション、メンズファッション、雑貨書店、レストランなどが入っています。

特に僕が、県外から富山市を訪れた方におすすめしたいのが、富山大和のデパ地下です。

富山で人気の和菓子屋さん、人気イタリアンレストランの惣菜、そして富山湾で新鮮な魚介類を生魚の状態で、または刺身や寿司、かまぼこなどで販売しています。

特にお勧めしたいのが和菓子屋さん。上質の小豆やもち米が穫れる富山では様々な種類の和菓子が造られています。

富山大和で買い物をして、2000円分以上のレシートを富山大和1階(アーケード通り沿いの入り口入って左側)のインフォメーションカウンター駐車券と共に提示しましょう。

2時間分の駐車料金が無料になる割引券がもらえます。

↓富山大和についての詳細は以下の記事をご覧ください↓

富山大和デパ地下 おすすめを紹介|惣菜 和菓子 洋菓子 お土産など
大和デパートは富山でただひとつの百貨店。デパ地下には黒部名水ポークや地元の食材を使ったイタリアン、自慢の和菓子のお店などがところ狭しと並んでいます。テイクアウトでホテルに持ち帰ってゆっくり食べるのもおすすめです。

以下が、富山大和の提携駐車場です。

  • 富山市営総曲輪駐車場(立体)
    基本料金:330円(入庫から1時間まで)
    加算料金(30分超過ごとに):110円(8時~23時)
    加算料金(60分経過ごとに):110円(23時~翌8時)
  • 真宗大谷派富山別院駐車場(屋根なし)
    基本料金:310円(入庫から1時間まで)
    加算料金(30分超過ごとに):100円(常時)

※ 駐車場に入庫してから起算して2時間無料です。富山城址公園の見学と買い物で合計1時間30分ほど過ごしてからカウンターに行くと余裕があると思います。

富山市郷土博物館|富山城の歴史を知ろう

城址公園ではお城(天守)をご覧になれます。じつはこのお城は、中に入ると「富山市郷土博物館」として運営されている博物館なのです。

富山城の古い歴史については謎に包まれた部分が多く、はっきりとした変遷がわかるのは江戸時代以降のことだけです。

以下に、富山城の歴史を簡単に説明しておきますが、「富山市郷土博物館」の館内ではより詳しい富山城の変遷について知ることができます。

日本史好きや知的好奇心の旺盛な方なら、きっと気に入っていただける施設なのではないかと思います。

江戸時代までさかのぼると、富山城を取りまくこのエリアはかつて富山藩と呼ばれており、所領十万石の小さな藩領でした。そして、城址公園はかつて富山城本丸が存在していた場所です。

金沢城のある本家加賀藩(今の石川県加賀地方)が百万石と言われていますから、規模の違いがイメージできますね。

江戸時代に富山城を整備したのは、加賀前田家の初代藩主、前田利長公です。

その後、大火で焼失したり、徳川幕府より発せられた一国一城令や明治維新に伴う廃城令によって廃城になったりしました。

現在のお城は、昭和29年(西暦1954年)、富山産業大博覧会という戦後復興の一大イベントに合わせて再建されたものです。日本で初めて再建された天守として話題になりました。

大げさかもしれませんが、戦後日本の復興のシンボルと言えるのではないでしょうか。

現在の城址公園の広さは甲子園球場の2倍程度。公園内にはこじんまりとした天守閣と日本庭園があります。そんなに混みあうことはないと思うので、30分ほどかけてゆっくり散歩を楽しみましょう。

富山藩2代目藩主 前田正甫公の像

富山城天守の北側には、お城に向き合う形で2代目富山藩主 前田正甫公の像を拝めます。

じつは、前田正甫公こそ、富山の街をくすりの都と全国に知らしめたお方なのです。

像を拝見すると、いかにもまじめで誠実そうなイメージですね。もしかしたら、質実剛健な富山の県民性は正甫公がオリジナルなのかもしれません。

前田正甫公については、以下の記事で詳しく書いていますのでご覧ください↓

富山の売薬(薬売り)はなぜ有名?歴史的な地場産業として発展した理由とは
富山市は歴史的に薬の町として知られていますが、富山の薬はどうして有名なのでしょうか?富山の薬は甘くて美味しいから?いやいや、薬の評価は食べ物とは違って美味しいとかまずいとかでは決まりませんよね。それに、富山に限らず日本には武田薬品工業や塩野

松川遊覧船|城址公園発の遊覧船で更なる見どころ発見!

城址公園の北東には「松川茶屋」という休憩処があります。なんとここから遊覧船に乗って、風情ある松川を周遊することができるのです。

松川の紹介をする前に、まずは神通川についてお話しします。

神通川は、富山県中央部を南から北へストレートに流れている大きな河です。神通川は現在こそはストレートに富山湾に流れ込んでいますが、じつは明治時代末期まで蛇行しており、現在の城址公園の北側を流れていました。

神通川は富山県の改修事業で直線化されたのですが、古い川は現在も残っています。それが現在の松川。とても風情のある川でユニークな橋がいくつもかかっています。

松川遊覧船で、これらの橋を船から見上げながらクルージングを楽しめます。

それでは、松川遊覧船でご覧になれる橋を一部紹介します。

■ 舟橋
神通川の川幅はとても大きかったようで、前田利長公が舟をいくつも並べて、その上に板を置いて橋として使っていたようです。その舟渡しだった場所にちなんで「舟橋」という橋の名前がついたそうです。

橋には当時の様子を描いた絵が彫られており、当時の面影が偲ばれます。

■ 七十二峰橋
なんとこの橋からは、大きな建物の多い富山市街地の中では珍しく、立山連峰を一望できます。立山連峰は七十二の峰が連なっていることからその名が付きました。

■ 塩倉橋
城址公園の北東に位置する場所に掛かっている橋です。近くには富山市役所の建物が見られます。元々富山城内に塩の蔵があったことが名前の由来になっています。また、富山藩でストックされた塩は飛騨街道(現在の国道41号線とほぼ同じルート)を通って高山など飛騨の町へ運ばれていたようです。

■ 桜橋
松川は市電通りと呼ばれるビジネス街を東西に貫いて流れているのですが、桜橋はそのビジネス街に掛かっている橋です。桜橋は石でできており、重厚な存在感を放っています。

富山城址公園 まとめ

城址公園は、富山駅北にある「富岩運河環水公園(以下、環水公園)」とならんで、富山市で人気の観光スポットです。

城址公園は数多くの歴史的悲劇を乗り越えてきました。そして今、我々が生きている現代において非常に誉れ高いお城として復活を果たしました。

富山城はそのシンボルとして富山市街地の真ん中に佇んでいます。

富山を代表する観光スポットではありますが、それほど込み合っている場所ではないので、ゆっくりと散策したい方にとってはとても気持ちよく歩ける公園です。また、富山市の歴史をもっと深く知りたい方なら更に一層楽しめるスポットだと思います。

それでは、最後まで記事をご覧いただきありがとうございました!

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