亀谷温泉 白樺の湯(富山県)|立山観光の後に立ち寄りたい日帰り温泉
今回の記事では、立山連峰のふもと付近に位置する亀谷温泉 白樺の湯(かめがいおんせん しらかばのゆ、以下白樺の湯と表記)をご紹介します。
白樺の湯は富山市大山町小見地区にあり、立山黒部アルペンルートよりも有峰湖や薬師岳を訪れる人に立ち寄りやすい温泉施設です。
ただし、白樺の湯や薬師岳へ公共交通機関を利用していくのは大変なので、基本的には車で訪れることをお勧めします。
もちろん、僕みたいに歩くのが好きな人は歩いたほうがいいですね!歩く場合は最寄りの「有峰口駅」から歩いて30分です。
白樺の湯への行き方
公共交通機関の場合、地鉄電車(富山地方鉄道)に乗って「有峰口駅」で下車します。そこから歩いて30分。ちょっと歩くのが好きな人以外にはお勧めしにくい立地ですね…。
やはり、立山黒部アルペンルート周辺の観光スポットへは車で行くのが楽ですね。流杉ICから約25~30分ほどでたどり着きます。
施設の外観、施設内の様子は?
白樺の湯は、富山市小見地区の山腹に広がる亀谷温泉卿の一角にあります。閉業された宿泊棟を含めるとそこそこ大きな建物です。
こちらが入口。暖簾がかかっていて銭湯の温かい雰囲気が伝わってきます。
入口傍の受付で料金を支払い、右手の休憩所へ。広々としており、入浴後もゆっくりと過ごせそうです。
浴場入口付近にはなんと岩峅寺駅(富山地方鉄道立山線の駅)の油絵が飾られています。
昭和の繁栄ぶりをうかがわせる力強いタッチの絵ですね。
白樺の湯は珍しい泉質?
白樺の湯の泉質は単純硫黄泉に分類されます。富山県内の温泉にしては珍しく、アルカリ性が高いことで知られています。
硫黄泉ってことで、お湯の香りが独特。その辺は人によって好き嫌いがあるのでご注意を。
僕が入浴したときは、他の温泉施設に比べてお湯がぬるめな印象でした。内湯の温度計は39.5℃を指しており、露天風呂は内湯よりも温度が低く感じました。
お湯がぬるい分、ゆっくりまったり浸かっていられますね。長湯は禁物ですが。
サウナの後は、源泉100%の水風呂がおすすめ!
白樺の湯にはサウナもあります。サウナ後の水風呂がたまらなくいいですね。
なんでも白樺の湯から数キロ離れたところに涌き出ている32℃の源泉を引湯しているそうです。自然の過程で得られた水風呂、しかも硫黄泉の水風呂なので、それだけでも訪れる価値はありそうです。
コロナ禍の苦境を経て、2022年春リニューアルオープン!
元々白樺の湯は白樺ハイツという宿泊施設として営業していましたが、継続が困難な状況となり、2020年に閉館しました。
しかし、根強いファンが強く存続を求めたことを受け、地元の有志が「白樺の湯を守る会」を立ち上げ、クラウドファンディングを使って資金を集めました。
脱衣所の壁には「白樺の湯を守る会」の事業報告や資金提供を呼び掛けるチラシが貼られています。
宿泊施設は老朽化のため機能は失いましたが、温泉施設だけは増築されて見事に復活を遂げました。
やはり、皆に愛されている温泉は強いのですね!
まとめ
今回は亀谷温泉白樺の湯をご紹介しました。
白樺の湯は立山連峰のふもと付近に位置する小さな温泉施設です。
有峰有料道路の入口手前にあるので、立山黒部アルペンルートを訪れる人よりは有峰湖や薬師岳を訪れる人に利用しやすい施設です。
薬師岳登山は他の山に比べて行程が長くなるので、ゆっくり疲れをとれる温泉は大変ありがたいですよね。
皆さんも、有峰湖や薬師岳の観光を予定されているなら、一度立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
亀谷温泉
住所 :〒930-1459 富山市亀谷1-10
営業時間 :13:00-19:30(最終受付18:45)
営業時間(11月~3月):13:00-19:00(最終受付18:00)
料金 :440円(大人)、140円(小学生)
定休日 :火、水、木
TEL: 076-481-1301
それでは、今回も記事を最後までご覧いただきありがとうございました。