富山県西部

富山県西部観光 まとめ|高岡まちなか、五箇山、チューリップ公園など

高岡大仏
YUICHI

富山県西部は江戸時代に加賀藩領であったため、加賀百万石の伝統文化が色濃く残っている地域です。

富山県西部には、高岡大仏となみチューリップフェア、五箇山合掌造り集落雨晴海岸など、景勝地から史跡まで多彩な魅力を放つ観光スポットがたくさんあります。

今回の記事では、そんな富山県西部の観光地を富山県で2番目に大きい都市である高岡市を起点に、アクセス方法や見どころなどを紹介していきます。


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高岡市|ものづくりの盛んな伝統工芸の街

高岡市は、富山市に次いで県内で2番目に大きな都市です。南北に伸びている県西部エリアのほぼ中央に位置しており、富山市中心部からは、電車で20分、車で50分の距離にあります。

高岡市は歴史的情緒が色濃く感じられる町で、近未来的な富山市の街並みとは対照的なイメージがあります。歴史上活躍した人物ゆかりの場所があったり、政治的・文化的な要所として町が形成されたことが背景にあります。

以下に高岡市の代表的な観光スポットを紹介します。

■ 高岡大仏
高岡大仏は日本三大仏に数えられる大仏様です。奈良や鎌倉の大仏と違って、商店街の一角に佇んでおられるのが特徴です。日本一イケメンの大仏様としても一時期話題になりました。

どのアングルで写真を撮っても格好いいですよね。皆さんも、お好みの角度で大仏様を拝見してみてください。

■ 高岡市万葉博物館
奈良時代には、万葉集で有名な大伴家持が越中国守として高岡伏木地区に赴任してきました。家持は多くの歌を残しています。高岡市万葉歴史館に足を運べば、万葉の世界観を存分に味わうことができるでしょう。

 

■ 金屋町
江戸時代、前田家が治めた加賀藩の一部として、高岡の町は固有の伝統文化を育んできました。町の中心部にある金屋町では、加賀藩主前田利長公が熟練した鋳物師を住まわせてものづくりを奨励しました。

■ 前田利長墓所・瑞龍寺
高岡市中心部には前田利長公の墓所があるほか、菩提寺である国宝・瑞龍寺もあります。こちらは前田家3代目当主前田利常公が、先代・利長公を慰霊するために建てられました。

戦前焼け野が原になってしまった富山市とは対照的に、高岡市には多くの史跡が残っているので歴史のロマンを追求したい方にとって大変興味深い場所に違いありません。
瑞龍寺の詳細記事もあわせてご覧ください。

https://walk-toyama.com/2023/06/02/zuiryu-ji-temple/



砺波市|四季を彩る花々が咲き誇る町

砺波市は、高岡市の南に広がる砺波平野の中心にある町。チューリップやりんご、そばなど豊かな大地に育まれた名産の数々に出会える場所です。

代表的な観光スポットは砺波チューリップ公園です。毎年ゴールデンウィークの時期になると「となみチューリップフェア」という花の祭典が開催されます。

また、公園に併設されているチューリップ四季彩館は、一年を通してチューリップが咲いている世界で唯一の施設です。

砺波市へは「高岡駅」からJR城端線の電車に乗り、「砺波駅」で下車します。

チューリップ公園へは砺波駅から10分ほど歩いたところにあります。

「となみチューリップフェア」について詳しいことは以下の記事にも書いてあるのでご覧ください。

https://walk-toyama.com/2023/04/19/tonami-tulip-park/


世界遺産 五箇山の合掌造り集落|日本の原風景を観にいこう

世界遺産とは、ユネスコという国際機関に登録された、人類が共有すべき普遍的価値のある文化財や自然景観を持つ場所のことです。

富山県五箇山地方と岐阜県白川郷にある合掌造り集落は、世界遺産に登録された集落として有名です。

合掌造り集落は、茅葺(かやぶき)で作られた屋根を備えた日本の伝統的家屋のひとつです。合掌造りは、雪がたくさん積もらないように屋根の角度が60度の急こう配になっています。

合掌造り集落では、冬になると2~3メートルにも及ぶ雪が積もります。屋根のほかにも、合掌造りの家屋には厳しい環境で生活するための様々な工夫が施されています。

戦前には2000棟近くあった合掌造り家屋は近代化の過程でかなり少なくなってしまい、今では3集落を合わせて200棟以下になりました。それだけに希少価値が高く、世界で保護されるべき文化遺産として丁寧に保存されているのです。

皆さんには、五箇山や白川郷で素朴でたくましい合掌造り集落をご覧になり、日本の原風景を体験していただければと思います。

世界遺産合掌造り集落については以下の記事もおすすめです。

https://walk-toyama.com/2023/06/05/matome-gokayama/

世界遺産 五箇山へバスで向かう場合

公共交通機関を使って世界遺産五箇山の合掌造り集落へ向かうには、世界遺産バスを利用します。

世界遺産バスの購入場所は、JR高岡駅1階の乗車券センターです。新高岡駅からの料金は以下のとおり。

行き先/移動方法 新高岡駅からの片道料金 新高岡駅からの所要時間
相倉口(相倉合掌造り集落) 1,000円 約1時間00分
菅沼(菅沼合掌造り集落) 1,200円 約1時間20分
白川郷(荻町合掌造り集落・岐阜県) 1,800円 約2時間

世界遺産 五箇山へ車で向かう場合

五箇山へ車で行けば、公共交通機関を使うよりも時間を30分ほど短縮できます。

往復で1時間の節約は大きいですよね。新高岡駅でレンタカーを借りて五箇山へ向かう方法も検討してみてはいかがでしょうか。新高岡駅北口にはオリックスレンタカーとニッポンレンタカーが、南口にはトヨタレンタカーがあります。


その他の県西部観光地

それでは、最後に季節ごとのおすすめプランをご紹介。富山駅からのおおよその交通費と所要時間も記載します。

観光地 富山駅からの所要時間 富山駅からの片道交通費
【春】
雨晴海岸(高岡市) 電車50分 600円
【夏】
島尾海岸(氷見市) 車1時間00分
小境海岸(氷見市) 車1時間20分
【冬】
氷見番屋街(氷見市) 電車60分 700円
大牧温泉(砺波市庄川町) 車1時間



富山県西部 観光モデルコース まとめ

今回は高岡市や世界遺産・五箇山など富山県西部の観光地を紹介しました。いかがでしたか?

自然景観に優れた富山県東部とは対照的に、富山県西部には数々の歴史上の人物や勢力が築き上げた伝統文化が色濃く残っている地域です。

古い街並みや歴史のロマンを感じたい方には大変興味深いものが数多く残っています。

皆さんが富山県の深い歴史に少し興味が持てたなら、高岡市を拠点に色々な県西部の町を訪れることで新しい発見があるかもしれませんね。

それでは最後まで記事をご覧いただきありがとうございました。

高岡は富山市からの距離も近く、富山市からのお手軽モデルコースの一部としてもおすすめ。

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