富山県東部

【お宿 いけがみ】に泊まってみた体験ブログ|おもてなしが素晴らしい魚津の小さな旅館

YUICHI

「お宿 いけがみ」は、富山県魚津市の山奥、北山鉱泉にたたずむ旅館です。和モダンでおしゃれな雰囲気があるので、幅広い年齢層に人気があります。

こんにちは。全国通訳案内士のYUICHIです。

「お宿 いけがみ」は、富山県でちょっとおしゃれな宿に宿泊してみたいと考えている人におすすめしたい旅館です。

富山駅からはあいの風鉄道と魚津市民バスを利用してアクセスします。所要時間は電車とバスの接続時間を含めると1時間半〜2時間程度になります。

「お宿 いけがみ」がある北山鉱泉は山奥のこぢんまりとした温泉地です。お店も少なく、あまり賑わっている様子はありません。

しかし、逆に言えば、静かな環境でゆっくり過ごすことができるので、カップルや夫婦、ワーケーションを楽しむ人にとってはとても快適な温泉地ではないでしょうか。


「お宿 いけがみ」へはどうやって行く?

富山駅から電車&バスで

「お宿 いけがみ」へは、あいの風鉄道(以下あい鉄)で「魚津駅」へ、または富山地方鉄道(以下地鉄)で「新魚津駅」へ向かいます。

「魚津駅」と「新魚津駅」は隣接しているため、あい鉄で向かっても地鉄で向かっても構いません。どちらを使うかは、皆さんの時間や予算のご都合次第になります。

「魚津駅」または「新魚津駅」からは魚津市民バス(坪野ルート)に乗り、「北山鉱泉」で降ります。

車で行く場合(富山ICから)

北陸自動車道「滑川IC」を出て、山道を15分ほど走ると「お宿 いけがみ」に到着します。

「お宿 いけがみ」へは車で向かう方が圧倒的に便利ですね。


「お宿 いけがみ」の館内設備・アメニティ

「お宿 いけがみ」の特徴には、おもてなしの気持ちが込められたアメニティが挙げられます。

館内や客室のいたるところに、おもてなしの心が見られます。僕にとっては、そのような旅館やホテルのささやかなおもてなしを見つけるのも宿泊の楽しみのひとつになっています。

それでは、「お宿 いけがみ」の設備・アメニティを見ていきましょう。

客室内のアメニティ

「お宿 いけがみ」の館内にはうさぎ(作りもの)がたくさんいます。客室にも入り口そばで宿泊客を迎えてくれます。

寝室前の通路。奥からお手洗い、洗面台、押入れ、食器棚と続きます。

 

お手洗いは、もちろんウオッシュレット。

 

便座の足元にはヒーターも用意されています。冬に滞在するときはこんな気配りが嬉しいですよね。

上の棚には、洗顔フォーム、メイク落とし、化粧水、乳液が、下の棚にはシェービングフォーム、ヘアトニック、ヘアリキッドが備え付けてあります。

北山鉱泉から湧き出ている霊水。手前が常温、奥が保冷されたピッチャーです。

中央左がコーヒー、紅茶専用の湯沸かし器、右がドリップポッドです。湯沸かし器手前のトレイには使用済みのドリップポッドが置けるようになっています。

左に食器棚、右に小さな冷蔵庫が備え付けられています。

押入の中には、バスタオル、浴衣、着替えなどの入浴セットを入れるバスケットが入っていました。

以下が客室です。ベッド側にはおしゃれな障子があり、出窓からは小さな日本庭園を眺められます。

部屋に到着すると、テーブルに生菓子が置いてありました。桃の果肉が入った餅でした。

なんとテレビのそばにアレクサが置いてあります!アレクサに声をかけると、Amazon Musicで提供されている楽曲などを再生してくれます。

窓際にはマッサージチェアーが置かれています。マッサージされながら庭園を眺めるのは至福のひとときですね。

こちらは空気清浄機。今や感染防止のための必須アイテムですね。

テレビボードの中に裁縫セットが入っていました。

館内設備

入り口や館内廊下にはフロアライトが設置されています。夜も安心して歩けますね。

こちらがロビーです。おしゃれでこぢんまりとした空間ですね。たくさんのうさぎが皆さんを出迎えてくれます。

館内廊下の至るところにおしゃれな置き物が置かれています。館内を観てまわるのも楽しいですよ。




「お宿 いけがみ」の天然温泉は美肌の湯?

「お宿 いけがみ」のお風呂は北山鉱泉から湧き出ている天然温泉です。泉質はしっとり滑らか。富山県東部ではよく見られる特徴の温泉です。浴室は「少名」と「彦名」の2種類があり、基本的には1組ごとに先着順で利用できるようになっています。

彦名の湯
坪庭を眺めながら湯舟に浸かれる贅を凝らしたお風呂です。

  

少名の湯
こちらはうさぎを眺めることしかできませんが、落ち着いた空間でゆっくりとお湯に浸かれます。




「お宿 いけがみ」の食事(夕食、朝食)

「お宿 いけがみ」の食事は2階の食堂(布で仕切られた半個室)にて振舞われます。

うさぎがテーブルの上にも。

料理は、錫の器で有名な富山県高岡市の「能作」やその他のとてもセンスの良い陶磁器に盛られて出てきます。器や盛り付けを鑑賞するだけでも楽しくなりますね。

ビール用はなんと「能作」の器です。器が良すぎて普段飲んでいるビールよりも格段に美味しく感じられます!

料理には玉旭酒造の「ECHOES」を選びました。米の主張が少なく、白ワインのようなフルーティーさが特徴。繊細な富山料理にぴったしです!

アワビはコリコリ。ホタテは柔らかい。これをプチプチ食感の魚のたまごをのせて食べると素晴らしい食の感動がありますよ。

こちらはマツタケの土瓶蒸し。秋といえばマツタケですよね!

黒部和牛の牛ヒレ。肉厚だけど柔らかく、食べやすいです。産地が気になりますね。

ウナギのジュレ掛け。ふわふわのウナギにキュウリのジュレをのせて食べます。食感を楽しむやつですね。

夕食の最後(シメ)は、炊き込みご飯にみそ汁です。これを食べなきゃ日本人の食事は終わりませんよね!

以下の写真は朝食です。

朝食には白いご飯が出てきました。

ふっくらと温かい魚津産のご飯をいっぱい食べてから観光に出かけましょう!


魚津市の観光

魚津市といえば蜃気楼の町。魚津駅から海岸へは歩いて10~15分で行けます。

海岸周辺には、海の中で発見されたスギ原生林を観られる「魚津埋没林博物館」や蜃気楼のビューポイントになっている「海の駅 蜃気楼」、毛勝三山、富山湾を一望できる「ありそドーム」など数多くの見どころがあります。

また、魚津のまちなかにも、かつて上杉謙信勢の居城だった魚津城址米騒動発祥の地など、魚津の歴史的な一面を垣間見れる場所があります。

魚津まちなかエリアについては別記事もあるのでご覧ください↓

https://walk-toyama.com/2022/08/31/matome_uozu_machinaka/


「お宿 いけがみ」 まとめ

今回は富山県魚津市にある「お宿 いけがみ」を紹介しました。いかがでしたか?

「お宿 いけがみ」は、魚津市の山奥にある小さな旅館です。

富山駅からアクセスするには若干遠いですが、それだけにあまり混みあうことなく、静かに過ごしていただけるお宿です。

アメニティが大変充実しており、日本のおもてなしの良さがひしひしと伝わってくる宿ですよ。

お風呂のお湯は北山鉱泉源泉です。なので、泉質はお墨付き。小さなお風呂場で坪庭を眺めながらゆっくりと自分の時間を過ごせます。

食事にもこだわりがあり、厳選された県産食材がふんだんに使われた料理に仕上がっています。料理は「能作」など名だたる造り手の食器に盛られてもてなされるので、観ているのも楽しいですよ。

皆さんも、ちょっとした手間暇を惜しまずに、ぜひこのほっこりした「お宿 いけがみ」でゆっくりと滞在してみてはいかがでしょうか。

それでは、記事を最後までご覧いただきありがとうございました。

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著者プロフィール
YUICHI
YUICHI
全国通訳案内士
富山県富山市生まれ。観光庁認定英語通訳案内士。
愛知県の航空機関連メーカーで務めたあと、全国通訳案内士国家資格を取得。通訳ガイドとして、訪日外国人の観光ガイドを主に富山、石川、岐阜の観光名所・史跡を案内する。近年はHTML/CSSやPHP、Photoshopなどを使ってWEB制作にも携わっている。趣味はウォーキング、温泉、読書、料理など。

「せっかく富山に来たのなら、たくさん楽しんでいってくださいね!」
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