観光コラム

富山県を訪れたら観ておきたい鉄道駅|富山地方鉄道、あいの風とやま鉄道、JRなど

富山駅と路面電車
YUICHI

今回は富山県内で観ておきたい鉄道駅をご紹介します。

富山県は地方のわりに鉄道路線が多いことで知られており、鉄道王国というニックネームまで付いています。その理由は、富山県はすべての市町村に鉄道駅が存在している国内で唯一の県だからだそう。

なので、県内のどんな小さな町を訪れてもどこかしらで鉄道駅を見かける機会があります。

ふらっと電車に乗って小さな駅で降りてみるって、楽しいですよね。観てるとなんだかほっこりしたり、あまりにユニークな姿に思わず写真に収めてみたり…。

今回の記事で、富山県の観光地はすべて知り尽くしたという皆さんに「鉄道駅を観に行く」という新しい旅のテイストをお伝えできるのではないかと思っているので、ぜひ最後まで記事を読んでいただければと思います!

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鉄道王国富山にはすべての市町村に鉄道駅が?

冒頭でもお伝えしましたが、富山県はすべての市町村に鉄道駅が存在している国内で唯一の県なのだそうです。

富山県には10の市、4つの町、1つの村がありますが、本当に県内すべての市町村に鉄道駅があるのでしょうか。富山に生まれ育った、しかも現役通訳案内士の僕が、ちょっと思い起こしてみますね。

JR富山駅(富山市)JR高岡駅(高岡市)JR小杉駅(射水市)JR氷見駅(氷見市)JR砺波駅(砺波市)あい鉄 石動駅(小矢部市)JR城端駅(南砺市)あい鉄 滑川駅(滑川市)あい鉄 魚津駅(魚津市)あい鉄 黒部駅(黒部市)あい鉄 入善駅(入善町)あい鉄 泊駅(朝日町)地鉄 舟橋駅(舟橋村)地鉄 五百石駅(立山町)地鉄 上市駅(上市町)

※ あい鉄はあいの風とやま鉄道の略

※ 地鉄は富山地方鉄道の略

本当だ…!確かにすべての市町村に鉄道駅がありますね。

でもそれって…市町村が合併したからじゃない?旧市町村単位で見たらどうなん?って声もありそうなのでそちらも調べてみました(笑

笹津駅(大沢野町)速星駅(婦中町)越中八尾駅(八尾町)上滝駅(大山町)猪谷駅(細入村)なし(山田村)水橋駅(水橋町)

宇奈月駅(宇奈月町)西新湊駅(新湊市)なし(大島町)大門駅(大門町)なし(下村)福岡駅(福岡町)なし(庄川町)福光駅(福光町)福野駅(福野町)なし(井波町)なし(井口村)なし(平村)なし(上平村)なし(利賀村)

残念ながら、山がちな南砺市の旧市町村には鉄道駅がないところもありましたね。

それにしたって、富山県にはかなり田舎の町まで鉄道路線が張り巡らされていることがわかりますね。

地方のわりに鉄道駅がそれほど多くあれば、一見何にもなさそうな片田舎にも新たな発見があるのではないでしょうか。

それでは、以下に富山県内の訪れて楽しい鉄道駅を紹介していきます!

猪谷駅(富山市細入地区)|かつて富山藩の関所が置かれた歴史上の要衝

猪谷駅は富山市の南端である細入地区にあり、岐阜県との県境に位置している駅です。

山に囲まれながらも威風堂々とした佇まいです。

岐阜県に入るとJR東海になるので、富山県の南側におけるJR西日本管轄最後の駅ですね。

猪谷を超えると列車は飛騨山脈の中に入っていきます。

駅構内は意外に広く、これから飛騨の山々を抜けていくであろう旅人にとっては頼もしく感じられる駅ですね。

猪谷駅を出て3分ほど歩くと、猪谷関所跡という文化施設があります。

ここを訪れると富山藩や飛騨の人々が苦労して関所を越えてきたエピソードなどがうかがえます。

東岩瀬駅(富山市岩瀬地区)|昔ながらの駅舎には国鉄時代の面影が

現在、東岩瀬駅は富山地方鉄道の運営による路面電車の駅として使われています。

元々は国鉄(現・JR)富山港線の駅でした。現地の人のお話によると、昭和時代は東岩瀬駅を中心に大きな商店街が広がっており大変にぎやかだったそうですね。駅舎は外観のみ、活気に満ち溢れた昭和の雰囲気を残しています。

東岩瀬駅から5分ほど歩いたところに「昭和レトロ館 吾楽俊(ごらくしゅん)」という建物が。オーナーさんが趣味で収集した昭和グッズの数々を見せていただけます。

中滑川駅(滑川市)|ホタルイカのゆるキャラが出迎えてくれるほっこり系の駅

なぜか僕は冬にこの駅を訪れました。

絶え間なく雪が降り積もる駅のホームにはなんとホタルイカのゆるキャラが!

極寒の1月にこんなゆるキャラのお出迎えはなんだかほっこりします。

中滑川の駅周辺や駅構内にはかつてそこに大きな中心商店街が存在したことを思わせます。しかし、現在はコンビニとクレープのお店がポツンと建っているだけ…。失われた時代のもの悲しさが感じられます。

駅から10分程度歩くと、川を挟んで昔ながらの住宅街が広がっています。

雪の降る北陸の町として、映画のワンシーンにもなりそうですね。ちょっと寒いけど真冬に歩いて散策してみるのもいいかもしれません。

新富山駅口(富山市)|様々な可能性を秘めたあいの風鉄道の新駅

最後に2022年3月に開業した新駅の紹介です。線路を挟んで東口と西口があり、跨線橋でつながれています。上空から観るとかっこいい駅舎なのでしょうね。

駅周辺にはだだっ広い空間が広がっています。

ここでは街の開発が進められており、住宅街やスーパー、クリニックなどが誘致される予定です。富山駅から約4キロの距離にあり通勤・通学に便利な駅として将来的に利用が期待されますね。

まとめ

今回は富山県内で訪れてみたい小さな鉄道駅を少し紹介させていただきました。いかがでしたか?

県外から富山を訪れた観光客の皆さんは、きっと富山の魅力に魅せられて色んなところを訪れてみたいと考えていると思います。

地方のわりに鉄道路線が充実している富山県では、ほのぼのした小さな駅、ユニークな姿の駅などじつに様々な鉄道駅が観られます。

ぜひ富山観光の次のステップとして、ちょっとマニア目線で鉄道駅を観に行く旅を企画してみてはいかがでしょうか?今回ご紹介した魅力的な駅はほんの一部です。今後さらに調査を進めて他の駅も追加していきますので、ご期待ください。

それでは、最後まで記事を読んでいただきありがとうございました!

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