富山市(まちなかエリア)の観光&グルメ まとめ|路面電車でぐるっと一周も?

富山市

当記事は以下の内容についてまとめてあります。

▶ 富山市まちなかエリア(富山駅南側)を1~3時間で散策できるコース
▶ 富山市まちなかエリアのおすすめグルメ

富山市まちなかエリア 概要

富山県の県都である富山市には主に3つの特徴があります。

① 江戸時代から続く売薬の町
② 売薬に由来したガラス工芸の町
③ 立山連峰を仰ぐ特等席

現在の富山市は江戸時代の「富山藩」とほぼ同じ地域です。そして富山藩の中心には領主・前田家の居城である富山城がありました。

この富山城を中心とした辺りに現在の富山市まちなかエリアがあります。

2代富山藩主・前田正甫(まえだ まさとし)が領民に薬の製造、販売を奨励したことで売薬が発展しました。

明治維新以降は、薬を販売する際に入れ物が必要になったことから、ガラスの薬瓶の製造も行われていました。

このことがきっかけで富山でガラス工芸がさかんになったと言われています。

なので、富山市が「くすりの都」とか「ガラスの街」とか呼ばれるわけですね。

また富山市は立山連峰西側に位置しており、立山連峰眺められる場所が数多くあるので「立山連峰を仰ぐ特等席」と呼ばれています。

神通川を跨ぐ富山大橋

富岩運河 環水公園

呉羽丘陵



富山市まちなかエリアの歩き方

前項でご説明したとおり、富山市には歴史によって培われた文化産業、そして豊かな自然景観などに由来した観光スポットがたくさんあります。

そのように聞くとなんだか盛り沢山な感じだし、たったの3時間で観光できるのかな?って不安になりますよね。でも心配ご無用。

富山市まちなかエリア(富山駅南側)は、路面電車に乗れば約3時間で周遊できます。

以下にまちなかエリアの観光スポットと所要時間(徒歩/路面電車+徒歩)を記載したので参考にしてみてください。


観光スポット名富山駅からの所要時間
徒歩路面電車+徒歩
富山城址公園15分5~6分
路面電車
③番のりばから乗車
富山市ガラス美術館20分10分
路面電車
①番のりばから乗車
池田屋安兵衛商店23分13分
路面電車
①番のりばから乗車
富山市役所 展望塔10分8分
富山県水墨美術館30分25分
富山駅北口 路線バス④番のりばから乗車

以下のサービスを使って、まちなかエリアを散策してみるのもお勧めです。

路面電車1日フリーきっぷ今回ご紹介した富山市まちなかエリアのほか、岩瀬を観光したい方であればがお得です。
とやまパパのガイドサービス富山と富山の地酒をこよなく愛するイシモっちゃんが、自信を持って富山のまちなかをガイドします!



富山市まちなかエリア 【観光スポット】

芸術文化が薫る富山市には数多くのユニークな美術館があります。

■ 富山市ガラス美術館

【富山市ガラス美術館】隈研吾とデイル・チーフリが表現したガラスの街の魅力
富山市ガラス美術館はガラスの街・富山市を代表する観光スポット。設計はなんと「和の大家」といわれる隈研吾氏です。 路面電車 富山駅 ①番のりば 所要時間(路面電車+徒歩) 10分 所要時間(徒歩) 20分 ...

「富山市ガラス美術館」は、平成27年、旧富山大和デパートの跡地に建てられた美術館です。

ガラス、アルミ、大理石で移ろう立山の色を表現した外壁、県産木材を使ってぬくもりのある空間を提供している内装は、美術館の建物全体でガラスの街・富山市を表現しているといえるでしょう。

富山城址公園から足を伸ばせば10分ほどで行けますし、富山駅から徒歩20分、路面電車なら15分。富山市で3時間ほど自由に使える時間があれば、城址公園とセットで立ち寄ってみてください。

■ 高志の国文学館

高志の国文学館(富山市)で富山の文学に触れてみよう。秀逸な建築設計にも注目!
高志の国文学館は、富山県ゆかりの文芸作家や作品の発信拠点です。館内の資料から、富山を舞台にした作品を作った宮本輝や新田次郎のほか、堀田善衛や藤子不二雄など富山出身の作家、漫画家の歩んできた人生に触れることができます。 こん...

「高志の国文学館」は富山の文芸・文学の発信拠点です。

富山出身または富山ゆかりの有名作家の経歴や作品を紹介しています。少し高尚なコンテンツが多いので、初めて富山を訪れた人よりは、リピーターの方が富山の土地柄を深く知るために向いている施設です。

■ 富山県水墨美術館

富山県水墨美術館|アクセス、営業時間、見どころなどを紹介
富山県水墨美術館は、その名の通り水墨画を中心に展示している美術館ですが、日本の美を追求する美術館として建物自体の美しさも注目されています。 こんにちは。全国通訳案内士のユウナギです。 富山市は芸術・文化が華開く街です。今...

「富山県水墨美術館」は近代以降の水墨画を中心に紹介している美術館です。

水墨画のみならず、建物そのものや五福山水苑という庭園など日本の美を追求した佇まいが訪れた人の目を惹きます。

「富山県水墨美術館」へは富山駅から路面電車と徒歩で約25分で到着します。富山駅からは少し離れているので、時間に余裕があるときにピンポイントで訪れることをおすすめします。


富山市まちなかエリア 【おすすめグルメ】

富山県の中央に位置する富山市では、富山湾沿岸の漁港でとれた新鮮な魚を食べられるほか、ラーメンやカレーなどのB級グルメも充実しています。

富山の海鮮料理

富山市で手軽に美味しい魚を食べるなら、富山駅周辺の飲食店がおすすめ。

富山駅南口を出て右手に見えるMAROOT(マルート)という商業施設の中には「富山湾食堂」という食券を買って食べるスタイルの飲食店が、富山駅東側ののれん横丁の一角には「魚どん亭」という居酒屋風の飲食店があります。

腕利きの料理人による本格的な富山料理を食べたい人は、富山駅南口正面に見えるCICビル南側の路地がお勧めです。

富山のラーメン


富山市のラーメンといえば、ブラックラーメンを思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。

しかし富山のラーメンはブラックばかりではありません。富山は全国有数のラーメン激戦区。味噌ラーメンや台湾ラーメンなども地元の人たちに大変人気があります。

以下は富山のラーメンを特集した記事です。ご覧ください。
https://walk-toyama.com/2022/10/09/matome_ramen/

富山のカレーライス


富山市には野菜を包んだオムレツがトッピングされている「やさたまカレー」というご当地カレーがあります。店によって、オムレツの厚みが違ったり、中に入っている野菜のボリュームが違ったりするので食べ比べのために富山を訪れてみるのも面白いですよ。以下は富山のカレーライスを特集した記事です。ご覧ください。
https://walk-toyama.com/2022/10/15/matome_curry_on_rice/



富山市まちなか観光 まとめ

今回は富山市まちなかエリアのおすすめ観光スポットとグルメスポットをご紹介しました。いかがでしたか?

富山県の観光地といえば、「立山黒部アルペンルート」や「黒部峡谷鉄道」などが有名ですね。富山市って聞いてもあまり観光地のイメージがない方も少なくないはず。しかし、富山のまちなかには本当に何もないのでしょうか?

富山市まちなかエリアの散策は、北陸や飛騨を周遊している人、富山を出張で訪れている人にもおすすめでき、仕事の隙間時間や乗換え待ちの間の暇つぶしとしても気軽に散策できるコースです。

ぜひ金沢や高山、立山黒部アルペンルートなどの有名観光地の合間に、ちょっと富山市まちなかエリアを散策してみてはいかがでしょうか。

それでは。最後までご覧いただきありがとうございました。

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サイト運営者のプロフィール

全国通訳案内士ユウナギと申します。

富山県富山市生まれ。

20代、30代のころは、メーカー勤務やITサポート業務など様々な職種を経験。様々な紆余曲折がありましたが、40代になってやっと自分の道が見えてきました!

現在は訪日外国人のお客様を対象に、富山県、石川県、岐阜県を中心に観光案内業務に携わっています。

-保有資格-

2017年 全国通訳案内士 国家資格(英語)

2019年 富山県地域通訳案内士

-略歴-

2018年 富山駅、宇奈月駅で観光コンシェルジュとして勤務を始める。

2019年「世界一美しい湾クラブ 富山総会」で通訳ガイドとして、海外来賓の通訳サポートおよび県内ツアーガイドを務める。

2022年「富山県主催タクシードライバー観光英語講座」で英語講師を務める。

富山市と世界の架け橋として、魅力的な街を目指して活動しています!

 

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