富山市

富山県中央植物園|規模は県内最大級?世界の植物を四季ごとに楽しむ

YUICHI

富山を訪れた皆さんなら、天気の良い日にすてきな自然景観や草木を観に行きたいって思いますよね。

富山県中央植物園は、そんなふうに思っている観光客の皆さんにとてもお勧めの観光スポットです。

富山県中央植物園は富山市街中エリアから南へ6〜7キロメートルの距離にあり、富山駅から少し遠いのがデメリットです。まあ、それだけに富山観光の穴場と言える場所かもしれませんが。

そのため、時間に余裕のある人や車で移動できる人にお勧めできます。

富山中央植物園 園内の構成

富山県中央植物園の総面積は約24万平方メートル。その大きさは総面積約5万平方メートルの東京ドームの約5倍。とても大きな植物園ですね。

「花のプロムナード」を境に北側の「世界の植物ゾーン」と南側の「日本の植物ゾーン」に分けられます。

世界の植物ゾーン|珍しい花を探しに出かけよう

チリマツはアルゼンチンやチリなど南米で見られるマツの一種。なんだか見た目がレゲエ歌手のドレッドヘアのようですね。場所が同じだと植物も文化も似たような感じになるんですかね。

クリヌム・パウエリーは南アフリカの多年草。光沢のある尖った葉っぱが特徴的ですね。6~7月にピンク色の花が開きます。

こちらはミツマタ 中国原産。印刷に適したしっかりした花のようで、一万円などの原料として使われているそうです。

アーモンド は米・カリフォルニア州が代表的な産地ですね。実はスイーツや西洋料理でよく使われているのでお馴染みですが、花は見たことがなかったので新鮮でした。

他にもローズマリーやセージなど西洋料理でお馴染みのハーブも観られますよ。

日本の植物ゾーン|日本の植物にはやはり日本らしさが出ている?

ショウブは温帯の池や川に生える多年生の草。日本では公園などでお目にかかれるお馴染みの草ですね。

ヤエベニシダレ 谷崎潤一郎のお気に入りの品種。彼の「細雪」という小説が映画化された時にも登場したそうです。

モモ・寒緋(かんひ)はとても鮮やか。とても家の庭に植えると華やかさが増しますね。

ツバキ・天賜(てんし)。名前が素敵ですね。一重椀咲き品種で淡いピンクが落ち着いた華やかさを演出しています。

ツバキ・荒獅子(あらじし)は通常晩夏に花を咲かせるそうです。少しギラギラしたイメージの花という印象を受けました。

ツバキ・宴(うたげ)は紅白の色をまだらに纏っています。その名前にふさわしく、宴会の席に添えられると賑やかな雰囲気がぐっと増す感じがありますね。

今回は写真を撮れなかったのですが、富山県固有の品種「エッチュウミセバヤ」も富山県中央植物園で観ておきたい花の一つですね。その名の通り、越中地方(現在の富山県)のミセバヤです。富山県内では主に崖に自生しているようです。

富山県中央植物園 季節ごとの楽しみ方

富山県中央植物園では春夏秋冬ごとに見頃の異なる草や花や木を観られます。一年を通してやはり桜の時期が一番賑わいますね。

コシノフクカサネは富山固有の品種。こちらはなんと春だけでなく晩秋にも花を咲かせるそうです。

実を言うと、富山県中央植物園は一年中サクラが観られる植物園なのです。

花のプロムナード南の広場にはベニザクラが咲いていました。

富山県中央植物園 まとめ

今回は富山県最大規模の植物園である富山県中央植物園を紹介しました。いかがでしたか?

富山県中央植物園のとても広大な敷地には、日本を含め世界中の植物が植えられています。世界の珍しい植物を観たり、日本らしい優しい感じの植物を観たりできるので、一日中居られそうな感じの観光スポットですよね。

富山県中央植物園は、富山駅から6~7キロメートル離れているので少し遠いですが、天気の良い日に富山を訪れたのなら、富山県中央植物園へ出かけてみてはいかがでしょうか?

それでは、記事を最後までご覧いただきありがとうございました。

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著者プロフィール
YUICHI
YUICHI
全国通訳案内士
富山県富山市生まれ。観光庁認定英語通訳案内士。
愛知県の航空機関連メーカーで務めたあと、全国通訳案内士国家資格を取得。通訳ガイドとして、訪日外国人の観光ガイドを主に富山、石川、岐阜の観光名所・史跡を案内する。近年はHTML/CSSやPHP、Photoshopなどを使ってWEB制作にも携わっている。趣味はウォーキング、温泉、読書、料理など。

「せっかく富山に来たのなら、たくさん楽しんでいってくださいね!」
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