富山県東部

【ホテルおがわ(富山県)】口コミ&ブログレビュー|小川のそばにある静かな温泉旅館に泊まってきた

YUICHI

富山県朝日町にある「ホテルおがわ」は知る人ぞ知る名湯に入れる、満足度の高い旅館です。

富山を旅慣れた皆さんは、富山県朝日町の山奥、小川の傍にひっそりとたたずむ旅館をすでに知っていましたか?

富山県の温泉地といえば宇奈月温泉が有名ですが、穴場を求めている方には小川温泉がオススメ。その理由は以下の3つにあります。

・客室は川沿いに面しており、四季折々の自然の表情が楽しめる

・小川温泉は子宝の湯や湯治の湯と呼ばれるほど体に優しい泉質(源泉100%かけ流し)

・朝日町には、人工湖がある朝日小川ダムやヒスイ海岸、不動堂縄文遺跡など古代のロマンを想起させる観光スポットが多い



「ホテルおがわ」は、富山県東端の朝日町の山奥にひっそりとたたずむ穴場の旅館!

富山県はよく行くけど、小川温泉って聞いたことないし、アクセスは便利なのかな?と不安に思う方も多いと思います。

新幹線 富山駅、黒部宇奈月温泉駅から遠いのが少しデメリットと感じるかもしれません。

でも、ご安心ください。

ホテルおがわ-北陸新幹線 黒部宇奈月温泉駅で無料送迎バス(予約制)を運行しています。

【北陸新幹線 黒部宇奈月温泉駅 ▶ ホテルおがわ】
新幹線駅発   14:00 15:00 16:00

ホテルおがわ着 14:30 15:30 16:30
【ホテルおがわ ▶ 北陸新幹線 黒部宇奈月温泉駅】
ホテルおがわ発 9:00 10:30

新幹線駅着   9:30 11:00

小川温泉は遠い…というイメージが先行しますが、実は無料送迎バスを使えば、黒部宇奈月温泉駅を起点に見ると、宇奈月温泉へ行くのとほぼ同じ時間で行くことができます。

「ホテルおがわ」は、標高約 1,400m の定倉山に源を発する小川(おがわ)の川沿いにあります。

朝日町から20分ほど小川の上流方面へ車を走らせるとV字峡谷に入ります。上流へ行く道は次第に細くなり、トンネルを抜けると、川沿いにこじんまりとたたずむ旅館「ホテルおがわ」が姿を見せます。

僕は通訳案内士として、南アフリカからいらっしゃった大学教授のお客様をホテルおがわへ案内したことがあります。そのお客様は、小川の静かな環境や旅館内の純和風の設えを大変気に入っておられました。

僕自身も「ホテルおがわ」のことがすっかり気に入ってしまったので、それ以後も何度か宿泊させていただきました。

何がそんなに魅力的かといいますと、なんといっても静寂に包まれた環境ですね。

華やかで人の多い宇奈月温泉と比べて、小川温泉は圧倒的に静か。都会の喧騒から離れてゆっくり過ごすには最適です!


ホテルおがわの天然温泉は100%かけ流し!子宝の湯として知られる信仰の湯

旅館に泊まるからには、温泉の質も当然気になりますよね。

小川温泉の開湯は江戸時代と言われています。ある和尚さんの枕元に立った薬師如来が、小川の地に温泉が湧き出るというお告げをしたそうです。その後、本当に小川の上流にこんこんと温泉が湧き出ているのを村人が発見しました。

それ以来、小川の湯は越中四名湯のひとつに数えられるほど高い評価を受ける温泉になりました。

小川の湯は炭酸水素泉に分類されています。そして温泉こだわり派には嬉しい100%源泉かけ流し

一般的に、炭酸水素泉は皮膚に優しいお湯として、切り傷ややけど、リウマチなどの皮膚疾患の改善のほか、冷え性対策にも効果が期待できると言われています。

具体的には、「ホテルおがわ」に宿泊すると、以下の5種類のお湯を楽しめます。

・蓮華の湯(離れ・女性専用)
雄大な自然に囲まれてゆっくりとお湯に浸かれる露天風呂。「ホテルおがわ」から徒歩8分の場所にあります。

・天然洞窟の露天風呂(離れ)
なんと、小川温泉には天然記念物に指定された洞窟の露天風呂があるんです!洞窟は、温泉由来の湯の花が固体になって出来たらしいですよ。こちらも「ホテルおがわ」から徒歩8分。

・岩風呂(館内)
小川に面した露天の岩風呂。川のせせらぎを聴きながら浸かるお湯は格別ですよね!

・檜桶露天風呂(館内)
さわやかな檜の香りが心地よい桶型の露天風呂です。正面の山肌は四季折々豊かな表情を見せます。

・大浴場(館内)
小川と山肌のパノラマを楽しみながら浸かれる広々とした浴場です。全面ガラス張りの浴場は圧巻です!

お湯のユニークさや歴史的背景もさることながら、圧倒的な種類のお風呂で旅人を迎えるのが小川温泉。それらが宇奈月温泉との大きな違いと言えるでしょうね。

離れの露天風呂というと、脱衣する場所はあるの?っていう疑問を持つ方もおられると思うので、紹介しておきますね。

ちゃんと岩風呂の近くに脱衣所があるのでご心配なく。

話は変わりますが、南アからいらっしゃった大学教授のお客様にとっては、初めての来日、初めての温泉体験でした。彼は3泊4日の滞在でしたが、何度も、何度も、何度も入浴を楽しまれたそうです。

彼は御年70歳を超えていらっしゃいましたが、人生で最高の体験をされたのではないでしょうか。

客室の満足度は抜群!小川のせせらぎを聴きながら静かに過ごそう

上質なのは温泉だけではありません。お部屋の中身も満足度が高いです。部屋の広さは10畳から15畳。家族連れやグループ旅行でも充分滞在できますね。

小川のせせらぎとともに、客室の窓からは、絵葉書のような風景が楽しめます。

私、YUICHIも特別出演してみました。

そんな、いたれり尽くせりの「ホテルおがわ」ですが、気になる料金は…?

部屋のタイプや利用人数にも依りますが、12,800~36,000円程度

部屋のタイプには和モダン、和洋室、和室、パーティールームなど色んなオプションが用意されています。

このクラスの旅館としては良心的なプライスですよね!


県内の他のホテルとは一線を画した朝日町ならではの料理

春夏には山菜が、秋にはキノコ料理が。人里離れた山奥には豊富な山の幸が揃います。さらに、朝日町は海沿いの町でもあるので、天然のいけすと称される富山湾の海の幸も頂けます。

せっかく朝日町を訪れたのなら、朝日町を中心に観光するのがおすすめ!

富山を旅慣れた皆さんなら、立山黒部アルペンルートや黒部峡谷、富山市の路面電車などはすでに体験済みですよね。

今回は少し違った富山の姿を観に行ってはいかがでしょうか?

以下の観光スポットはすべて朝日町にあります。

■ 朝日小川ダム+ハーバルバレーおがわ
黒部第四ダムほどの規模はないものの、人工物のダムによって生まれた湖水が周辺の森と調和して美しい風景を見せます。ハーバルバレーおがわは、ダムの下部にあるハーブ園です。なんといっても広大な敷地に敷き詰められた様々な種類のハーブに囲まれて癒されてみてはいかがでしょうか。

■ 不動堂遺跡
なんと、国内最大級の縄文遺跡が朝日町で観られます。冠雪した山々を背景に遺跡を見て歩くと、悠久の時を経て変わらない富山の原風景を感じられます。


「ホテルおがわ」口コミ&まとめ

小川温泉は、県内最大の温泉街である宇奈月温泉とは一線を画した特徴を持つ名湯です。富山を旅慣れた方ならぜひともオススメしたい穴場です。

最後に Twitter に寄せられた感想を見てみましょう。

やはり、離れの洞窟風呂が好評のようですね。

また、小川温泉のお湯は肌に優しい泉質なので美肌効果抜群です。雄大な自然に囲まれて極上の湯に浸かる…。

そんな至福のひとときをぜひ小川温泉「ホテルおがわ」で過ごしてみてはいかがでしょうか?

それでは、良い一日を!

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著者プロフィール
YUICHI
YUICHI
全国通訳案内士
富山県富山市生まれ。観光庁認定英語通訳案内士。
愛知県の航空機関連メーカーで務めたあと、全国通訳案内士国家資格を取得。通訳ガイドとして、訪日外国人の観光ガイドを主に富山、石川、岐阜の観光名所・史跡を案内する。近年はHTML/CSSやPHP、Photoshopなどを使ってWEB制作にも携わっている。趣味はウォーキング、温泉、読書、料理など。

「せっかく富山に来たのなら、たくさん楽しんでいってくださいね!」
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