美女平の見どころ
美女平の美女杉伝説とは？
言い伝えによると、富山県にある立山は佐伯有頼によって開山されたと言われています。有頼には許婚（いいなずけ）の姫がいました。有頼が立山へ登るとき、姫も一緒についていこうと追いかけたのですが、有頼に「一人で山を開いてきたいから、帰ってくれ」と拒まれました。そうは言われても、どうしてもついて行きたい姫は下山の途中に見つけた大きな杉に向かって「美しき 御山の杉よ 心あらば わがひそかなる祈り ききしや」と祈ったところ、最終的に二人はめでたく結ばれたそうです。
駅のすぐそばにある大きな美女杉
この言い伝えをもとに、後世ではこの杉のことを「美女杉」と呼び、その周辺のエリアは「美女平」という地名が付きました。そして、姫の唱えたこの唄を三度唱えて祈ることで恋が成就すると信じられるようになりました。とても大きな杉です。皆さんも何かしらパワーを感じられると思うので、ぜひ駅の外に出て、この大きな杉にお祈りしていきましょう。美女平駅を素通りするのは少しもったいないかも。
美女平の探勝遊歩道
美女平は通過するだけではもったいないと僕が考えるもう一つの理由として、美女平にも探勝遊歩道があるということです。美女平周辺では、立山杉のほか、ブナの原生林なども見られるため、全国森林浴の森100選にも選ばれているほど。特にトレッキングやハイキングが好きな方には見逃せないですよね。