立山黒部アルペンルート

立山黒部アルペンルート観光で知っておくべき3つのポイント(行き方、天気、料金)

YUICHI

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「立山黒部アルペンルート」は富山県の代表的な観光地です。雪の大谷、みくりが池、夏山登山、紅葉、黒部ダムの観光放水など見どころがたくさんあります。

「立山黒部アルペンルート」というと、山道を散策するくらいのイメージはあるのではないでしょうか。

しかし、山道となると、以下のようにさまざまな疑問の声が聴こえてきそうですね。

  • 「どうやって行けばいいの?」
  • 「どんな服装で行くべき?」
  • 「熊とかでるんじゃない?」
  • 「おすすめの季節は?」

そこで、今回の記事では「立山黒部アルペンルート」に関する、皆さんのさまざまな疑問を解消するため、「立山黒部アルペンルート」」を訪れるために知っておくべき基本的なことを網羅しました。

この記事を最後まで読んでいただければ、皆さんはしっかり準備万端の状態で「立山黒部アルペンルート」を楽しめますので、特に初心者の方は最後まで読んでいただければ幸いです!

(当記事は2023年4月現在の情報です)

「立山黒部アルペンルート」の行き方は?駐車場はある?

「立山黒部アルペンルート」は富山県立山町から長野県大町市にまたがる広域山岳エリアです。富山県からも長野県からもアクセスできます。

ただし、最初に知っておいていただきたいのが、

 

「立山黒部アルペンルート」は、車、バイク、ロードバイクなど個人の乗り物で訪れることができない ということです。

 

よろしいでしょうか?

 

立山黒部アルペンルート域内は、ケーブルカー高原バスロープウェイなどを乗り継いで移動していきます。

ただし、室堂ターミナルへは期間限定で直通バスが出ていることがあります。

 

それでは、立山黒部アルペンルートを訪れるための具体的な行き方を説明します。

アルペンルートには富山県側と長野県側のそれぞれに入り口となる駅があります。

立山駅(富山県)からアルペンルートへアクセスする

「立山黒部アルペンルート」は以下の駅やバス停をさまざまな乗り物で広域移動する観光地です。

電鉄富山駅 ー 立山駅 ー 美女平駅 ー 弥陀ヶ原バス停 ー 室堂ターミナル ー 大観峰駅 ー 黒部平駅 ー 黒部湖駅 ー 扇沢駅(長野県)

富山地方鉄道「電鉄富山駅」から電車で約1時間で「立山黒部アルペンルート」の玄関口である「立山駅」に到着します。

「電鉄富山駅」と「立山駅」で通しの乗車券を販売しているので、いちいち乗車券を買う必要はありません。

室堂や黒部ダムなど、皆さんの目的地までの通しの往復チケットを購入してください。あとは、アルペンルート内で乗車券を提示して係員の誘導に従うだけで移動できます。

注)一度通った区間には戻れません。通行済み区間はバーコードで読み取られて記録されています。同じ区間を移動する場合は別途チケットの購入が必要です。

また、立山駅までならマイカーも乗り入れできます。立山駅周辺には無料駐車場が約900台分あります。駐車場に車を停めて立山駅へ向かいましょう。

扇沢駅(長野県)からアルペンルートへアクセスする

扇沢駅へは、以下のいずれかの場所からバスを利用します。

  • JR長野駅からバス(アルピコ交通・予約不可)で1時間45分
  • JR信濃大町駅からバス(北アルプス交通)で40分

マイカーで扇沢駅へ行くことも可能。ただし、駐車場は有料です。

「立山黒部アルペンルート」は日帰りできる?

ここまでは、「立山黒部アルペンルート」のアクセス方法について解説しました。

アルペンルートの入り口までですら、けっこう時間がかかることがお分かりになったと思います。

それじゃ、自分の目的地まではどれくらいの時間がかかるのだろう…と少し心配になりますよね。

そこで、以下に「富山駅」と「長野駅」からアルペンルート内の観光地までの所要時間(目的地までストレートに移動した場合)を表にしました。

電鉄富山駅、JR富山駅 から ↓
立山駅 1時間 3時間30分
弥陀ヶ原 1時間30分 3時間
室堂 1時間50分 2時間40分
大観峰 2時間 2時間30分
黒部ダム 2時間15分 2時間
扇沢駅 2時間45分 1時間45分
長野駅 から ↑

後は皆さんの出発地から、富山駅、長野駅までの所要時間を足してください。

そうすれば、目的地まで日帰りが可能かどうか、おおよその見当がつくと思います。

個人的には「立山黒部アルペンルート」を旅行するなら、ゆっくり観光したいと思いますし、富山駅か長野駅周辺のホテルで前泊することをお勧めします。

ちなみに「電鉄富山駅」始発電車は5:21、「長野駅」始発バスは8:15です。

「立山黒部アルペンルート」の天候は?服装はどうする?

「立山黒部アルペンルート」は、山頂にアクセスできる「室堂」ですら、標高が2300メートルもある高原エリアです。

気温は、平野部と同様季節によって―10℃~20℃のあいだで変動します。富山市の平野部と比較して気温がかなり下がるので、服装には充分注意しましょう。

春(4月~6月) -10℃ 一般的な冬の服装で。積雪のためハイカットの長靴は必須!
夏(7月~8月) 10℃~20℃ シャツ2枚重ねくらいでOK。ただし肌は露出しない方が良い
秋(9月~10月) 10℃ 厚手の長袖シャツがおすすめ。日差しが強く暑いことも。
冬(11月) <-10℃ しっかりとした防寒服とニットの帽子を着用すること

基本的には寒いか、涼しいかのどちらかですが、高原エリアのため、日差しはとても強いです。シーズン通して長袖やサングラスはあった方が良いですね。

また、雪の積もっている時期は地面が滑りやすくなっているので、滑りにくい靴を履いていきましょう。

ちなみに、室堂では11月のあいだ、ほんの短い期間ですが、スキーやスノーボードを楽しめます。

「立山黒部アルペンルート」の料金はいくら?

「立山黒部アルペンルート」の乗車券は以下の方法で購入できます。

  • 電鉄富山駅 乗車券センター
  • 扇沢駅
  • 公式サイト WEB予約

以下は「電鉄富山駅」、「扇沢駅」からそれぞれの目的地までの往復運賃です。

電鉄富山駅↓
弥陀ヶ原 7,920円 14,860円
室堂ターミナル 9,840円 12,300円
大観峰 13,800円 8,340円
黒部湖 18,940円 3,140円
扇沢駅↑

「立山黒部アルペンルート」まとめ

今回は富山県で最大級の観光地「立山黒部アルペンルート」を紹介しました。いかがでしたか?

「立山黒部アルペンルート」はかなり大きな観光地です。

行き方や必要な旅費・宿泊場所・防寒対策など色々なことを考えなければなりません。

実は「立山黒部アルペンルート」が富山駅から10分くらいで行けると思っている人も意外に多く、想定外に遠い距離と移動時間を知って、泣く泣くアルペンルート旅行をあきらめる人も少なくありません。

今回お伝えした内容をしっかり踏まえて、楽しいアルペンルート旅行を計画していただければ幸いです。

また、別記事で立山黒部アルペンルートの見どころをまとめたのでそちらもチェックしてくださいね。

https://walk-toyama.com/2022/08/07/matome_alpine_route_things_to_see/

それでは、良い一日を!

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著者プロフィール
YUICHI
YUICHI
全国通訳案内士
富山県富山市生まれ。観光庁認定英語通訳案内士。
愛知県の航空機関連メーカーで務めたあと、全国通訳案内士国家資格を取得。通訳ガイドとして、訪日外国人の観光ガイドを主に富山、石川、岐阜の観光名所・史跡を案内する。近年はHTML/CSSやPHP、Photoshopなどを使ってWEB制作にも携わっている。趣味はウォーキング、温泉、読書、料理など。

「せっかく富山に来たのなら、たくさん楽しんでいってくださいね!」
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