【世界遺産】白川郷は何県にある?合掌造り集落・荻町の見どころは?
荻町は、世界遺産白川郷・五箇山の中で最も規模の大きい合掌造り集落です。
なので、ショップやレストラン、文化施設などがとても充実しています。
荻町へは金沢駅、高岡駅、富山駅、高山駅などで発着している高速バス、または高岡駅で発着している世界遺産バス、自家用車などでアクセスできます。
城山展望台
まずは合掌造りの絶景が見渡せる城山展望台へ向かいましょう。日本の古き良き田舎の風景を堪能したいなら外せないスポットです。
城山展望台へはシャトルバスを利用します。
駐車場もあるので、自家用車の方は車でも安心して行けますね。
シャトルバスは、9~15時のあいだに1時間3本の間隔で出ています。
和田家
和田家住宅は、元村長の和田正美氏が所有していた荻町でも最大規模の合掌造り住宅です。
和田正美氏は、荻町の観光価値に着目し、国の重要伝統的建造物群保護地区に指定する条例を制定しました。古くから伝わる合掌造り家屋の建て方やまちづくりのノウハウを残すことに尽力されたようですね。
また、国の重要文化財である自宅を一般公開されました。
やがて白川郷は日本で最も人気のある観光地のひとつとなり、世界遺産の称号まで得ることができたのですね。
和田家1階には畳敷きの広い部屋と仏壇があります。
ここは「報恩講」という法事行事に親戚や近所の人、その他の地域の人たちを招待する場所です。
初冬には、親鸞聖人を偲び、先祖と自然に感謝の気持ちを表す催事として報恩講が行われます。
住職さんによる読経の後は、郷土料理を食べたり、お酒を飲んだりして楽しい時間を過ごすのが慣例です。「報恩講」を行うことで厳しい自然環境を生きていくための地域の絆が深まるのですね。
和田家の2階に上がると、養蚕作業場があります。
養蚕農家は桑を育てて蚕に食べさせ、蚕が作った絹を製糸場に売って生計を立てていました。
家の人々は、一家の暮らしを支えてくれた蚕への感謝の気持ちを込めて、蚕を「おかいこさま」と敬称で呼んでいます。
まとめ
今回は岐阜県白川村にある世界遺産白川郷の合掌造り集落を紹介させていただきました。
合掌造り集落で最大規模の荻町では、美しい田舎の景観を観ることができるだけでなく、厳しい土地で日本の村民がどのように暮らしていたかを知ることができます。
白川郷荻町集落へは富山駅だけでなく、高岡駅や金沢駅、高山駅などからもアクセスが良い観光地です。
富山県からは少し離れてしまいますが、皆さんにも合掌造り集落最大規模の白川郷で古き良き日本の姿をご覧になっていただければと思います。
それでは、また!