石川県・岐阜県

【岐阜県高山市を観光】古い街並みの見どころは?食べ歩きもお勧め!

宮川の風景
YUICHI

こんにちは。全国通訳案内士のYUICHIです。

今回は岐阜県飛騨地方にある小京都・高山をご紹介します。

意外にも、富山から高山へは気軽に訪れることができます。富山駅からJR高山本線や地鉄バス(濃飛バス)の高速バスなどで90分ほどで行けますので。

岐阜県高山市は飛騨地方という地域に属しており、天領(徳川幕府の直轄地)だったこともあって、幕府の保護のもと大変豊かな町人文化が栄えました。今でも観光に力を入れている町なので、連休中はもちろん大賑わい。最近では訪日外国人観光客にも絶大な人気を誇ります。

富山に長く滞在しておられる方なら、富山から足を伸ばして歴史的情緒の豊かな小京都を散策するのもいいかなと思って記事にしてみました。

立山黒部アルペンルートや黒部峡谷などと同様、富山発の日帰り旅行にお勧めなので、ぜひ最後まで記事をご覧になっていただければと思います!

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高山への行き方は?

富山から高山へ行くのは意外にシンプル。JR、高速バス、車などで簡単に立ち寄ることができますよ。

以下にそれぞれの交通手段を使った場合の所要時間と料金をまとめてみました(2023年11月6日現在の情報)。

所要時間(片道)料金(片道)
電車(JR高山本線)で行く場合約1時間30分3,420円
高速バス(地鉄バス/濃飛バス)で行く場合約2時間20分3,700円
車で行く場合約2時間

高速バスの場合は白川郷を経由するので、少し遠回りになります。白川郷へ立ち寄る場合を除いて電車がベストな選択肢となりますね。

車で行く場合、富山ー高山間を直通している高速道路はありませんが、国道41号線を南下するだけなので、比較的楽に行くことができます。

高山の見どころ5選

高山の魅力はなんといっても江戸時代から続く歴史的情緒のある街並みです。以下のような場所が人気の観光スポットとして訪れられています。

高山駅からの距離所要時間観光のポイント
高山陣屋徒歩15分1時間〜1時間30分徳川幕府の代官が執務を行っていたとされる広間が圧巻!
さんまち通り徒歩/まちなみバス(時計回り)
15分
1時間30分〜2時間町屋が軒を連ねるしっとりとした街並みが魅力
宮川朝市徒歩/まちなみバス(時計回り)
15分
1時間日本には珍しい活気あふれる朝市。地元の人とのコミュニケーションも楽しみのひとつ
高山祭屋台会館徒歩25分/
まちなみバス(時計回り)
20分
30分〜1時間飛騨の匠による絢爛豪華な装飾が施された屋台は見応えあり!
飛騨の里徒歩30分/
さるぼぼバス15分
1時間〜1時間30分雄大な自然環境の中で、飛騨各地から移築された古民家数棟が観られる

高山陣屋

出典:飛騨高山観光公式サイト

高山陣屋は、日本で唯一江戸時代から現存している主要建築物です。元々金森氏という大名が飛騨国を治めていたのですが、江戸幕府の命令で国替となり、その後は江戸幕府の天領(直轄地)になりました。

高山陣屋は、幕府から派遣された代官が執務を行うお役所として機能していたのです。

御役所や御用場など、今でいうところの会議室やオフィスがあり、そして居間や台所などの生活空間が当時の姿のまま残っています。

江戸時代にはこの種類の建物が60ヶ所以上あったそうなのですが、現存しているのはこの高山陣屋のみとなっているので、江戸時代の姿を未来へ語り継ぐための重要な建造物なのですね。

高山陣屋の詳細記事もご覧ください▼

さんまち通り(伝統的建造物群保存地区)

出典:岐阜県観光公式サイト

歴史的建造物が多く立ち並ぶ高山。その中にあって、さんまち通りは町の中心部、商人町として賑わったエリアです。

「さんまち」というのは、実際には上一之町、上一之町、上一之町、下一之町、下二之町、下三之町という6つの町を総称したもので、国の重要伝統的建造物群保存地区、通称「重伝建」に選定されています。

重伝建に選定された地区では、古い町の保存のため、住人が所有している建物を「売ってはいけない」、「壊してはいけない」、「貸してはいけない」ことになっています。古い街並みを守るためには大変な苦労が必要なのですね。

個々の建物は、建物同士が密着しており、間口が狭く奥行きのある長屋造りになっています。細長い家屋なので外窓がなく、彩光するために所々に「明りとり」と呼ばれる隙間が設けられています。

宮川朝市

出典:岐阜県観光公式サイト

宮川朝市はなんと江戸時代から続く朝市です。江戸時代後期に養蚕の市場が開かれていたのが起源のようです。

養蚕の取引のほか、ついでに野菜やその他生活用品などが売られるようになり、徐々に規模が拡大していきました。

その後は時の権力などに翻弄された歴史があり、開催地が変わったり、朝市が夜市になったり、闇市に変貌したりしました。

やがて昭和後期に見られた国の経済成長期に並行する形で観光ブームが沸き起こり、現在ではもっぱら観光客向けの商売へと変わっていきました。

市場の形態自体は色々変わってきましたが、さまざまな困難を乗り越えて今だに存続しているのは、朝市自体に大手ショッピングモールや商店街では得られない魅力があるからなのでしょうね。

高山祭屋台会館

出典:岐阜県観光公式サイト

高山祭屋台会館では、例年春と秋に行われる高山祭で使われる屋台を観ることできます。

高山祭の屋台は国指定重要有形文化財になっており、飛騨の匠が造り上げた、なんとも絢爛豪華な装飾が施された屋台のほか、日本一大きいとされる神輿などが展示されています。

高山観光 まとめ

今回は、富山駅から2時間以内に行ける県外の観光地として岐阜県高山市をご紹介しました。いかがでしたか?

戦災にあって昔の姿を残していない富山市と違い、高山市は江戸時代からの街の風景が保存されており、飛騨の小京都と呼ばれています。

新しい建物が立ち並ぶ富山市を観光した後は、高山のような古い街を訪れて見比べてみるのも楽しいですよ!

以下の記事では、富山駅から60〜90分で行ける近隣県の観光地を紹介しています。興味のある方はぜひご覧ください。

https://walk-toyama.com/2023/11/06/matome-neighbours/

それでは。最後まで記事をご覧いただきありがとうございました。

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