英語の基本【単語・発音・文法】を独学でやり直すためのロードマップ
こんにちは。通訳案内士のYUICHIです。
当記事は、これから英語を学びなおしたい社会人の方に役立てていただきたい記事です。
具体的には、以下のような悩みを持っている方へ向けて書いています。
- 中学英語程度のレベルしかないけど、本当に英語を話せるようになるだろうか?
- 英語を学びなおしたいけど、何から手を付けていいのかわからない…
- どんな教材を使って勉強すれば効率がいいのかな?
当記事はこのような悩みを持つ方に解決策を提示します。
この記事を読めば、英語を独学で勉強し、話せるようになるまでにやるべきことが見えてくるでしょう。
記事を最後までご一読いただき、今後皆さんの英語の学びなおしに役に立てていただければ幸いです。
中学英語程度の知識さえあれば充分英語を話せる
先に結論を言ってしまうと、
英語を話せるようになりたいなら、中学英語の単語や文法の知識で充分です。
理由は、日常会話をするのに難しい単語や文法を学ぶ必要がないからです。
中学校で習得する単語
中学校では以下のような単語を習得します。その数は約1,200語程度。
動詞 :do go come get know make like take say hear eat sleep stand…
名詞 :book flower family dog house car bus father boy school store park dinner…
形容詞:good beautiful fast tall strong open high deep small…
いかがでしょう?
「go(ゴー)」、「beauftiful(ビューティフル)」、「family(ファミリー)」とか、けっこう皆さんがお馴染みの単語ばかりではないでしょうか。
日常会話に必要な文法
次は、英会話をするにあたり、どんな文法項目を抑えておくべきか、という話をします。
まずは以下にまとめた中学と高校で習う文法項目をご覧ください。
中学 | 高校 |
5文型 | 動名詞構文 |
be動詞 | 原型不定詞 |
品詞(動詞、名詞、形容詞など) | 現在完了進行形 |
進行形 | 過去完了 |
未来形 | 未来完了 |
疑問文 | 無生物主語 |
助動詞 | 強調構文 |
受動態 | 関係代名詞の制限用法、非制限用法 |
there is 構文 | 関係副詞 |
比較級 | 複合関係代名詞 |
現在完了形 | 複合関係副詞 |
分詞 | 仮定法 |
関係代名詞 | 分詞構文 |
間接疑問文 | 直接話法、間接話法 |
こうやって振り返ってみると、僕たち日本人は英語について、実に色々なことを学んできたんだなって思いますよね。
しかし、青文字の項目が理解できれば英会話は成立します。
それ以外の項目は後付けでも大丈夫。
特に高校で習うような文法って、極論を言えば知らなくても良い気がします。まぁこなれた英語の文章を書きたいなら話は別ですが。
英会話を30年以上続けてきた僕はそのように思いました。
マインドの部分:文法は気にせず、とにかく喋ってみる
こんなことを言ってしまうと本末転倒な感じもしますが、真実でもあると思います。
言語は話さなかったら、話せるようにはなりません。
「英語を話すこと」は、二次方程式の解を解くことでも、関ケ原の合戦が起こった年を当てることと同じではありません。
しかも、話し方を間違えたからといって誰かに怒られるわけでもないし、減点されるわけでもない。
英語は勉強である以前に、コミュニケーションをとる手段です。
だから、ある程度英語の基本的な文法と単語を抑えてしまえば、英会話の船旅に出てもいいと僕は思いますね。
英語を話せる日本人や外国人と曲がりなりにも会話を続けていけば、発音や文法が修正されていきますよ。
英語の基本【単語・発音・文法】で重要な部分を優先的に学びなおす
ここまでの解説で、英語を学びなおすために、必要なこと、必要のないことを仕分けました。
単語・発音の最も重要な部分
前項で、皆さんは日常会話に必要な単語のほとんどを知っているとお話ししました。
ここでちょっと注意しなければならないのが、発音の問題です。
せっかく単語を覚えても正確な発音が分からなかったら通じませんよね。
ちょっと残念なお知らせなのですが、カタカナ英語の発音は実際の英語の発音とかなり違います。
それでは、当サイトでお勧めの記事を紹介します。
以下の記事では、英単語を学習する前に注意しておくべき事柄をまとめてあります。
こちらの記事には発音の勉強を始める前に知っておいていただきたいことが書いてあります。
文法の最も重要な部分
とりわけ、真っ先に知っておくと便利なのが英語の5文型です。
当サイトでは、以下の記事で5文型を解説しています。それほど難しくはないと思うので、ぜひご覧になって5文型をマスターしてください。
学びなおしに使いたい教材
覚えた英会話をアウトプットするためのトレーニング本を紹介した記事です。
僕はこの本で毎日発話トレーニングしていましたが、明らかに発話が滑らかになりました。それ以前は、頭で文法を組み立てながら発話していたので。
とにかくアウトプットを習慣づける
僕たちは中学、高校でインプット中心の勉強をしてきました。インプットも大事なのですが、英会話を話そうと思うと、これだけでは永久に話せるようにはなりません。
そこでどうしても習慣にしていただきたいのが、英語のアウトプットです。
アウトプットっていうと、発音の練習とか、シャドーイングなどを思い浮かべる方もいるかもしれませんが、頭の中で繰り返し英単語や英文を思い浮かべることも立派なアウトプットです。
つまり、脳、口、声などを使って英語で情報を出力する経路を強化するということですね。
これを実践することが、英語を話せるようになる第一歩になります。
まとめ
今回は英語を学びなおすにあたって、本当に学びなおせるかどうかということ、そしてどのように学習していけばいいかということを示すロードマップを作ってみました。
日本人にとって、英語はアメリカ人が話す言語というイメージが強いのではないでしょうかね。なんとなく。
アメリカ人っていうと、「背が高くて、顔立ちが整っていて、眼が青くて…」って印象ですよね。
きっと皆さんは「そんな人たちが話す言葉を本当に自分がペラペラと話せるようになるのかなぁ…」って思っているはず。
しかし、英会話は決してハードルの高いものではありません。
むしろ外国人にとっての日本語の方がよっぽど難しいんですよ。
カナやら漢字やらがあって、同じ漢字でもいくつも違う音を持っていたり、同じような意味なのに語尾が色々変わったり…。
実は、日本語こそ会話ができるまで多大な努力が必要な言語なのです。
まずは英語学習における先入観を捨て、英会話を楽しんでみてくださいね!
それでは、また。