【英単語の覚え方】大人でも効果的な学習方法と実践テクニック

こんにちは。全国通訳案内士のYUICHIです。
英単語をしっかり覚え直したいけど、すぐに忘れてしまったり、使い方がわからなくなったりして、イライラすることってありませんか?
今回の記事では、なかなか英単語を覚えられず悩んでいる方のために、英単語の効果的な学習方法と実践的なテクニックを紹介します。
さあ、英単語学習の新たな一歩を踏み出しましょう!
英単語を覚えられないもどかしさ…原因は?

結論から言ってしまうと、英単語がなかなか覚えられない原因は、あなたが熾烈な受験英語を経験してきたことにあります。
受験英語とは文字通り、高校や大学に合格することを目的とした英語学習のことです。
あなたは中学校から大学へ至るまでの学生生活の中で、何度英語を話す機会があったでしょうか?
あなたが英語コースや英語学科の学生でしたら話は別ですが、たいていの方は英単語を勉強する機会はあってもそれを実際に発話する機会はほとんどなかったはず。
そして、英語を話す機会をほとんど得られないまま、難しい英単語をゴリゴリと覚えて受験戦争に臨んでいたのではないでしょうか。
その長く辛かった経験によって、英単語をどんどん吸収したいと思うあなたのマインドは悪影響を受けています。
かくいう僕も大学を受験しなければならなかったので、Z会の単語帳を使って10文字以上の難しい単語をゴリゴリと暗記していたものです。
なので、未だに外国人のお客様からは、YUICHIの英語表現は、ロボットみたいな喋り方だね(汗)とかってつっこまれますよ。
スルスルと英単語を覚えていくためにするべきこと
英単語を覚えていくうえで意識してほしいのが、無理に自分の脳みそに負荷をかけないことです。
無理にスペルを覚えようとしない
あなたが日常英会話を使いこなせるようになりたいだけなら、スペルはざっくり記憶でOKです。
英語のスペルは音と文字の関係が少し不規則になることがあります。
たとえば、以下のような単語に不規則性が見られます。
know ⇒ ノゥ
busy ⇒ ビズィー
foreign ⇒ フォーリン
psychology ⇒ サイコロジィー
最初これらの単語を見て、その発音を聞いたとき、
英語より先にローマ字に慣れ親しんでいた僕たち日本人なら、こんな風に思うのではないでしょうか。
「えっ、knowはクノゥ、busyはブジーじゃないの?」
「psychology? プサイコロジーってなんだよ?」
って、すごく違和感を感じませんでしたか?
英会話をマスターするのに、スペルの記憶で労力を費やすべきではありません。
日本語にも「躊躇」とか「憂鬱」とかとても難しい漢字がありますね。
あなたはそんな難しい漢字をスラスラと書けますか?
おそらくほとんどの方が、書けないと思います。
けれど、読める。
英語も一緒。スペルが難しくても何となく読めればOK。
英語のスペルの勉強は漢字の練習のようなものです。英会話力を伸ばしたいなら、それとはしっかり切り分けて考えましょう。
むしろ英単語を見て発音を記憶していくべきです。
単語をカテゴリーに分けて覚える
日本語もそうですが、言葉ってある程度カテゴリーにまとめられますよね。
たとえば、こんな風に。
- father(父)、mother(母)、son(息子) ⇒ 家族
- dog(犬)、cat(猫)⇒ 動物
- refregrator(冷蔵庫)、laundry machine(洗濯機)、vacuum(掃除機)⇒ 生活
- soccer(サッカー)、baseball(野球)、tennis(テニス) ⇒ スポーツ
- car(車)、bus(バス)、train(電車) ⇒ 乗り物
単語をカテゴリーに分けて覚えたほうがいい理由は以下の通りです。
反意語や接頭辞を使った反意語などの派生語もこの方法で覚えてしまいましょう。
例)
open(開く) ⇒ close(閉じる)
connect(接続する) ⇒ disconnect(切り離す)
fair(公平な) ⇒ unfair(不公平な)
難しい単語や自分に必要のない単語は覚えない
難しい単語や必要のない単語は覚えない…これはめちゃくちゃ重要です。なぜならこれこそが日本人を英語不得手にしている要因のひとつですので。
この記事を見ている皆さんは、すでに受験戦争を乗り越えて、高校や大学に進学し、社会人を経験されている方が多いと思います。
たとえば日常会話で、ratify(~を批准する)、inaugurate(~を就任させる)、scrutinize(~を精査する)のような単語を大学受験や英検1級の勉強で覚えませんでしたか?
でもそんな難しい単語って普段日本語でも使いませんよね。
僕たち日本人は受験英語の勉強中に、難しい単語を知っているほど評価された経験があるので、ついつい難しい言葉や表現を覚えたくなってしまいます。
しかし、それは絶対にやめたほうが良いです。あなたは英会話力を伸ばしたいのであって、学者や政治家になりたいわけではないのだから。
覚えた単語を頭の中で使ってみる

どのような勉強も同じですが、インプットしたものはアウトプットしないと定着しません。
日常生活を送る中で、たとえば、散歩の最中などに覚えた英単語を口にしてみたり、頭の中で思い起こすことを習慣付けましょう。
さすがに外でブツクサと英単語を喋っていては、周囲の人に気味悪がられるので注意が必要ですが(笑)
たとえば、道を歩いているとき
I’m walking on the road(私は道を歩いている)
I’m seeing a bird(私は一羽の鳥を見ている)
のように頭の中で英単語を思い浮かべます。まだ構文が難しいのなら、walkやbirdだけでも構いません。とにかく愚直にアウトプットするのみです!
以下のような英文アウトプットのための書籍も役に立ちますね。簡単な単語で繰り返し繰り返しアウトプットするための例文集です。僕はこの本を繰り返し使うことで、頭の中で構文を作らず、思った通りに喋れるようになりました!

覚えた英単語で周りの人と話してみる

アウトプットの繰り返しはとても大切ですが、さすがにそれだけをずっとやっていると、いつかは息切れしてきますよね。
そこで必要なのが、英語を話せる仲間 です。
家族、職場、友人など、身近な人ならだれでも構いませんので、できるだけ英語で会話してみましょう。
これを実行するだけでも相当英会話力の伸びが違いますよ。
しかも、間違った英語をしゃべっていたらお互いに指摘しあえます。指摘したこと、されたことって記憶に残りやすくないですか?
ここで、語彙力ひいては文法力を養う のです。
さらには、自分の英語が通じたという成功体験も重要です。
この成功体験により、さらに単語の定着力が強化されますから。
まとめ
今回は、英会話力を高めたい、大人の学習者の方のために、英単語の覚え方を説明させていただきました。
高校、大学と受験を経験し、社会に出たあなたはもはや受験英語を勉強する必要はありません。
日常英会話を思い通りに話せるようになるために、難しい単語や、そのスペルなど特に覚える必要のないことは捨ててしまいましょう。
とにかくインプットとアウトプットを繰り返すこと。それができる教材を集め、それができる環境を整える。
それこそが英会話力を上達させるいちばんの近道です。
今回の記事が、あなたの英会話力の上達につながるきっかけになれば、とてもうれしいです!
それでは、最後まで記事をご覧いただきありがとうございました。