富岩運河 環水公園|富山駅から徒歩10分の美しい公園。人気の理由は?

富岩運河 環水公園(以下環水公園)は、富山市のランドマークともいうべき人気の観光スポット。環水公園という名前には「市民が水に親しむための公園」という意味が込められています。

かつて市街地と富山湾をつなぐ運河を行き交う船のための船だまりであり、運河は木材業者が利用する水路でした。昭和後期、かつての船だまりは「とやま都市MIRAI計画」によって整備が進み、1997年に富岩運河環水公園として生まれ変わりました。

環水公園内にはランドマークである天門橋(てんもんきょう)をはじめ、泉と滝の広場野外劇場など多くの見どころがあり、富山市まちなかと港町岩瀬を結ぶ「富岩運河水上ライン」というクルーズ船の乗船場にもなっています。

富岩運河 環水公園への行き方

【徒歩】JR富山駅 北口を出て、正面の並木道を北へ向かって歩きます。5分ほど歩くと、川が見えてくるので、橋を越えて左に曲がります。いくつか立っている円柱のあいだを抜けると環水公園の入り口が見えてきます。
【路線バス】富山駅北口のバスターミナル①番のりばから出発し、3分ほどで環水公園に到着します。料金は210円。路面電車1日フリーきっぷ対応区間なので、フリーきっぷを持っている人なら自由に乗り降りできます。
【自動車】環水公園の北側(スターバックスの前)とラ・シャンス(富山県美術館真向いにあるフランス料理店)に無料駐車場があります。

富岩運河 環水公園の見どころ

天門橋

環水公園のランドマークになっている橋です。高さは20.4メートルに及び、環水公園全体と立山連峰の美しい姿を拝めます。じつは展望塔間に赤い糸電話が付いており、カップルには大変ロマンチックなスポット。日が暮れると、糸電話を表現する赤いライト灯ります。

泉と滝の広場

環水公園の入り口からまもなく見えてくるのが滝の流れる回廊です。20分おきに5分間回廊上部から水が流れでてきます。

富山県美術館へのプロムナード

富山県美術館へ通じる遊歩道。土・日・祝はアートワゴンでクラフト作品やサンドイッチ、カステラなどの軽食を販売していることがあります。平日は並木道をゆっくり歩きながら、休日はアートワゴンでショッピングを楽しみながら富山県美術館へ向かいましょう。また、プロムナードには、水色の象「ミルゾーくん」3体が設置されています。「早く美術館に行って、絵画を『観るぞう!』」という気持ちが込められているのだそうです。

牛島閘門(うしじまこうもん)

牛島閘門は、富岩運河と市内中央部を流れるいたち川のとあいだの水位差(60センチメートル)を調節する水門です。元々昭和9年に造られた水門ですが、環水公園の建設とともに復元され、現在では国登録有形文化財に登録されています。富岩運河の途中にある中島閘門と比べると認知度はあまり高くありませんが、牛島閘門を経由して南側の松川遊覧船と連絡して一本化し、巨大な水上ルートを造る構想もあるそうです。実現すればいいですね。

天使の羽(天門橋下)

天門橋の下には天使の羽が描かれています。羽だけを写真に収めるのもいいですが、羽のはえた自分の写真を撮ることも。

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