【英語初心者向け】全国通訳案内士がお勧めする8種類の学習法とは?
こんにちは。通訳案内士のYUICHIです。
今回の記事は、以下のような悩みを持っている方へ向けて書かせていただきました。
「英語を話せるようになりたいけど、独学でも勉強できるのかな?」
さっそく結論ですが、独学でも英語を話せるようになります。
僕自身、普通に義務教育で中学1年生から英語学習を始めました。
それから約30年を経て、じつに様々な英語学習に取り組んできたのですが、もっとも効果を実感できたのは独学でした。
今回の記事では、独学型と非独学型に分けて英語の勉強法を紹介します。
また、それぞれのメリットやデメリット、それぞれが向いている方、向いていない方について解説しようと思います。
独学型の英語学習法
独学型の良いところは、自分の意思で、自分のペースで、学習を進められることです。
以下のような方は、英語を独学で学ぶと効果がありそうです。
・英語を話したいという前向きな気持ちや動機がある
・自分でスケジュールを管理できる
・スキマ時間を有効に活用できる
・継続することが苦にならない
独学型の学習方法には、スマホアプリ、CD/DVD、映画/音楽、参考書、友達などがあります。
スマホアプリ
最近では英語学習ツールの主流ですよね。スマホとインターネット環境さえあれば、いつでもどこでも学習できます。そのように便利なものを使わない理由はありません。
しかし、あまりに主流すぎて英語学習アプリは玉石混交。そこはしっかりと口コミやブログレビューなどを参考にして、自分にふさわしいアプリを使いたいものですね。
CD/DVD
僕が高校生、大学生だった頃はインターネット黎明期だったので、まだまだCDやDVDを使って英語を勉強する人が多かったですね。
しかし、今振り返っても、使って良かった教材と思えるものはたくさんあります。
僕は七田式超右脳トレーニングを使って英語脳を鍛えていました。
日本語って論理的な表現に不向きな言語なんですよね。だから、ついつい無駄な語句が会話の中に入ってしまいます(それが日本語の良さでもありますが)。このCDを使って自分の脳を英語脳に近づけることは、英会話の上達以上に有益なものになるはずです。
映画/音楽
映画や音楽を通して英語に触れてみることも立派な学習方法のひとつと言えます。
以下は、映画や音楽を利用するメリット・デメリットです。
メリット | ・ある映画や音楽のファンになれば、英語学習のモチベーションを維持しやすくなる ・外国人との話のネタができる ・特定の分野(映画のテーマによる)に関する語彙力が付く |
デメリット | ・作品によっては表現や単語のレベルが高いため、ヒアリングが難しい ・↑と同じ理由で、日常会話に応用しにくい |
ただし、英語の映画や音楽を聴き続けることで会話力が上がるか…って考えると微妙ですね。語彙力(脳がストックしている単語量と運用力)は多少付くかもしれませんが。
たとえば、映画「マトリックス」(今やちょっと古い…?)に出てきた、キアヌ・リーヴスに憧れたとか、ビートルズ(古すぎ…?)の音楽に夢中になったとか。
僕も高校生の頃は、友達づてで色々な映画や音楽に夢中になったものです。英語でかっこいいセリフを聞いたり、かっこよく歌う姿を見ていると、「キアヌ・に英語を喋ってみたい!」って思うのではないでしょうか。
お若い方なら、今のうちに外国の映画や音楽に触れておくのがいいですね。自分のお気に入りの俳優や歌手を見つけられたら、自分の目指すべき姿がイメージできるはずです。
海外の映画やドラマなら、大手の動画配信サイトを使ってみるのもお勧めです。たとえば、Netflix(ネットフリックス)、U-NEXT(ユーネクスト)、Hulu(フールー)なら海外の映画や音楽を視聴することができます。
また、当サイトでも英語学習にお勧めの映画や音楽を紹介していくので、楽しみにしていてくださいね。
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僕は、中学生の頃、参考書を使った独学で英語のキホンを身に付けました。
でも、参考書を読み漁っているだけでは、英語を話せるレベルには届かなかったですね。
単に学校のテストで良い成績が取れるようになっただけかな。
とはいえ、参考書は文法事項や知らない単語を確認するために必要なものなので、ひとつでもお気に入りの本を持っておくことをお勧めします。
以下は僕がお勧めしたい参考書です。
「中学英語をもう一度~」は絵柄付きでやさしく解説されている文法書です。
英語の文法概念は、日本人にとって難しく感じられるものなので、気取らずに解説してくれる本で勉強するのがいちばんです。ページを開いて左側に文法事項が、右側に練習問題が書いてあるので、自分の理解度をすぐに確かめられます。
なんだかんだ、参考書は、電子媒体のものよりは紙媒体のものを選ぶほうがいいですね。理由は閲覧性に優れているからです。
インターネットやPC、スマホなどの端末だと、ページをめくるたびにダウンロードに時間がかかったり、クリック、タップ、スワイプなどがストレスになってしまいます。
世の中なんでも電子化の流れが止まりませんが、紙媒体のメリットもちゃんと押さえたうえで、賢く活用したいものですね。
英語を話す友達をつくる(日本人でも外国人でも可)
断言します。英語を話す友達をつくることは、英会話力を磨く上で最強の方法です。
大げさかもしれませんが、英語を話せる友達さえ身近にいれば、文法書も、参考書も、CDも一切必要ないくらいです。
しかも、友達と英会話するのに費用は一切かかりません。
ただし、英会話力がゼロだと、コミュニケーションに苦労するので、ある程度話せるようになってから友達を探しに行くのがいいですね。
非独学型の英語学習法
独学型や非独学型という言葉は、便宜上、人の性格に合わせて学習法を紹介するうえで、僕が勝手に作った言葉です。
非独学型の学習法が向いているのは以下のような方です。
・英語の勉強といっても、自分では何から始めればいいのかわからない
・学習はまず人から教わるべきだと思っている
・授業に出席、宿題を提出、など強制力を持ったものにコミットしたほうが行動できる
オンライン英会話
オンライン英会話はけっこうお勧めしたい学習方法で、少し独学形に近い学習方法だと僕は思っています。
特に、英語を話せる相手がほしいけど、恥ずかしいしな…って躊躇している方ならかなりお勧めできます。
以下にオンライン英会話のメリットとデメリットをまとめました。
メリット | ・マンツーマン型が多いので、先生が自分のペースに合わせて会話・指導してくれる ・時間や場所の制約を受けないので、自分のペースで学習できる |
デメリット | ・強制力が弱いので、すぐに怠けられる ⇒ 挫折しやすい ・教材はデータで受け取ることがほとんどなので、紙で教材を見たいときはコピー用紙代、プリンタのインク代がかさむ |
語学留学
語学留学の良いところは、留学先の歴史や文化に触れられること、また客観的に日本を見られるようになり視野を広く持てるようになることでしょうか。
たとえば、ポルトガルでは、車が歩行者を優先するためによけてくれますが、日本では道路を横断するのに随分車に気をつかわなければなりませんよね。
このように、日本では常識とされていることって海外で通用しない、または真逆だったりすることが多々あります。
留学することで、日本という狭い地域の価値観から距離をおくことで、自分の国の良いところ、悪いところを見つめなおすきっかけができるはずです。
ここまで、語学留学のメリットについてお話ししました。
しかし、僕の英語学習経験に照らし合わせますと、留学する目的が英会話力を伸ばすためだけなら、留学する必要はないんじゃないかなと思っています。
僕は留学経験が一切ありませんが、通訳ガイドや観光コンシェルジュとして、英語を使って仕事しています。僕の英語は日本国内でしか学習していない英語です。
余談になりますが、、僕はしばしば外国人から
“Your English is so good!! Where did you learn?”(君、英語上手いねぇ!どこで学んだの?)
と言われます。
そんなとき、
“My English was made in Japan.”(僕の英語は日本産なんですよ)
僕はいつもおどけた調子でこのように切り返します。
なので、僕は留学しなくても英語は話せるようになると思っています。
むしろ、
留学する = 英語が話せるようになる ではありません。
ちょっと厳しい言い方になってしまい、申し訳ありませんが、これは真実です。
かく言う僕も、高校生の頃は
「アメリカに留学したり、外国語大学に入学さえすれば、いずれ英語を話せるようになるだろう」
と漠然と思っていました。
しかし、現実はそんなに甘くはありません。
英語を話す機会なら、日本国内にいても十分にあります。
逆に外国に留学しても、英語を使って積極的に話さなければ、決して英会話は上達しません。
結局のところ、留学しようがしまいが、学習を続けようという強い意思が英語の上達につながります。
英会話スクール
僕が若かりし頃は、オンライン英会話というものは無かったので、学校のほかで英語を勉強しようと思ったら英会話スクールや地域の英会話講座しかありませんでした。
しかし、結論を言うと、僕の場合は英会話スクールに通ってもさほど英会話力は伸びませんでした。
以下が理由です。
・通うのがしんどくて、長続きしなかった。
・ただでさえ学校の宿題(または会社の仕事)があるのに、課題や宿題をこなすのが大変。
・料金が高かった。
・カリキュラムに自分の予定を合わせなければいけない。
そもそも英会話のクラスって毎日あるわけではないので、学習を継続する上では不向きです。
ただし、同じように英語を学んでいる人と知り合えるので、仲間ができるというメリットはあります。
ちなみに、日本国内の英会話スクールといえば、AEON(イーオン)、NOVA(ノヴァ)、ECCなどが有名ですよね。
僕は高校生の頃はイーオンを、大学生の頃はノヴァを利用していましたが、先生やスタッフの親しみやすさで言えばイーオンの方が良かったです。
まとめ
今回は英語を独学で勉強しようか迷っている人のために、独学型と非独学型に分けて、それらのメリット/デメリットについて解説しました。
僕の結論としては、英会話を話せるようになるためなら、独学でも充分可能だということです。
とはいえ、人には向き不向きがあるでしょうから、独学、非独学のどちらを選ぶかはしっかり自分を見つめ直したうえで決めるほうが良いでしょう。
今回の記事が、少しでも皆さんの英語学習のお役に立てれば幸いです。
それでは。最後まで記事をご覧いただきありがとうございました。