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富山ブラックラーメンの元祖【大喜】しょっぱいスープに賛否両論?

YUICHI

富山ブラックは今やすっかり有名な富山のご当地ラーメンですね。

しかし、富山ブラックの特徴であるしょっぱいスープには賛否両論あり、評価が極端に分かれてしまうラーメンです。

僕は個人的に濃い味が好きなので、富山ブラックのしょっぱさに魅力を感じるのですが、皆が濃い味を好むわけではないですからね。

今回はそのように評価の分かれる富山ブラックラーメンの魅力に迫っていきます。

記事を最後まで読んでいただければ、皆さんが、西町大喜で食べるべきか、食べないでおくべきか判断できると思います!


西町大喜の店はどこにある?

まず、西町大喜のラーメンの持ち帰りはできません。食べてみたいと思ったら以下のいずれかの店舗へ足を運ぶことになります。

■ 本店
富山市ガラス美術館の西側にある太田口通り(飛騨街道)の一角にある小さな店舗です。こぢんまりとした店舗は昔の佇まいを残したまま富山のまちなかに溶け込んでいます。

■ とやマルシェ店
JR富山駅構内の商業施設「とやマルシェ」に入居している店舗です。出張や広域観光で忙しい方にはおすすめの店舗ですね。入り口が広く設計されており、ベビーカーや車いすを利用して入店することもできます。

■ 二口店
富山市南部の商業エリアである二口町にあります。公共交通機関では少し立ち寄りづらい場所にあるので、車で移動している方におすすめの店舗です。

■ 根塚店

こちらも同じく富山市南部の商業エリアである根塚町。

他の店舗に比べて、スープの味があっさりしています。いきなり塩っ辛いのはちょっと…という方におすすめです。

店内は広々としており、およそラーメン屋とは思えない雰囲気。

■ イオンモールとなみ店
こちらはJR砺波駅から徒歩15分の場所にある「イオンモールとなみ」に入居。気軽に利用するには少し不便なばしょにありますが、出張で砺波に滞在する方や砺波を拠点に富山県西部を観光する方におすすめできる店舗です。


西町大喜のメニューをチェック

西町大喜はブラックラーメン一本で勝負しておられるお店です。おしながきは以下のように大変シンプル。

中華そば(並) 850円
中華そば(大) 1,280円
中華そば(特大) 1,700円
中華そば(並)+ライスのセット 1,000円
ライス 170円
おにぎり 170円
生たまご 70円
大喜特性チャーシューメンマ 400円

生たまごはしょっぱいラーメンを少しマイルドにしてくれます。ブラックラーメンを食べるのが初めての方や塩辛い味に抵抗のある方には生たまごをトッピングするのがおすすめです。


富山ブラックラーメンがしょっぱい理由とは?

終戦後は復興が進み、多くの建物が建設されていきました。それに伴って多くの肉体労働が必要とされた時代です。

肉体労働者に塩分を補給してもらおうと、ラーメン屋を営んでいた西町大喜の大将が考案したラーメンが富山ブラックだったのです。

スープが塩っ辛いだけではありません。

荒切りのネギは辛く、太いメンマやチャーシューは歯ごたえ抜群、麺は硬くて極太、すべての具材の上に粗びき胡椒が覆いかぶさっています。まさに、たくましいガテン系のお兄さんたちの胃袋を満たすためのラーメンと言えるでしょう。

そんなラーメンの味が、流行の影響も受けずに子や孫へと引き継がれていきました。今となっては半世紀以上も親しまれている西町大喜のこだわりの味です。


西町大喜のブラックラーメンを美味しく食べる方法

何せしょっぱいイメージが先行しがちな富山ブラックですが、食べ方にコツがあります。

まずは、ネギ、メンマ、チャーシュー、麺、といったすべての具材をスープの中でぐるぐるとかき混ぜます。

そしてすべての具材を一度に口の中へ運んでゆきます。

歯ごたえのある麺やチャーシューを咀嚼していると魚醤の香りが鼻腔を抜けていき、深みのある味わいを体験できます。

これが西町大喜の食べ方です。


西町大喜 まとめ

今回は、富山名物「富山ブラックラーメン」を紹介しました。いかがでしたか?

しょっぱくて食べ辛いとウワサされている富山ブラックですが、美味しく頂く方法は色々あります。

しかし塩分が高いのは事実なので、ご自身の体としっかり相談したうえで食べてみてくださいね。

それでは、最後まで記事をご覧いただきありがとうございました。

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著者プロフィール
YUICHI
YUICHI
全国通訳案内士
富山県富山市生まれ。観光庁認定英語通訳案内士。
愛知県の航空機関連メーカーで務めたあと、全国通訳案内士国家資格を取得。通訳ガイドとして、訪日外国人の観光ガイドを主に富山、石川、岐阜の観光名所・史跡を案内する。近年はHTML/CSSやPHP、Photoshopなどを使ってWEB制作にも携わっている。趣味はウォーキング、温泉、読書、料理など。

「せっかく富山に来たのなら、たくさん楽しんでいってくださいね!」
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