【キレの良さが自慢!】「成政 雄山錦 大吟醸 Limited Edition」の評価は?
今回は成政酒造「成政 雄山錦 大吟醸 Limited Edition」のレビューです。
この銘柄は、モダンでフルーティーな最近の日本酒よりも、従来の日本酒の特徴である、米の旨味やキレの良さを求めている方にオススメです。
成政酒造は地産の酒米「雄山錦」でパワフルなお酒を作る県西部の雄
成政酒造は、富山県西部にある南砺市福光町の造り酒屋です。
この辺りは、酒造好適米である「雄山錦」の生産地として有名です。
「成政」はそんな福光町で穫れた良質のお米、そして飛騨山脈系の豊富な水、そして米麹を原料に作られる県西部自慢のお酒です。
「成政」は米の旨味が際立っており、餃子酢豚、麻婆茄子など、こってりした中華料理との相性が良いです。また、華やかなキレの良さから、丁寧に酒造りをされていることが伝わります。
まさに、日本男児のハートに突き刺さるこだわりの逸品と言えるでしょう。
思わずジャケ買いしたくなるクールなボトル&ラベル
富山は、強豪がひしめき合う日本酒の銘醸地造り酒屋の激戦区。そんな中、僕は大和富山店のデパ地下でこの銘柄に出会いました。一目でそのボトルデザインに惚れ込んだのです。
銀色の素地に「成政」の文字(漢字そのものもカッコいい)。そして瓶の色は限りなく透明なブルー!
ボトルのカッコよさ。これだけでも買う価値あり!と判断して購入した次第です。
日本酒の王道を貫く味わいは、従来の日本酒ファンの定評あり!
最近では日本酒も実に多様な味わいのものが増えてきました。飲みやすさを追求したものや果実香が際立つものなどがあり、日本酒の世界が急激に広がった感じがあります。
富山県も例外にもれず、様々なタイプの日本酒が続々と誕生しています。
特に清都酒造の「勝駒」や玉旭酒造の「玉旭ECHOES」など、飲みやすくてフルーティーな味わいのものに人気があります。
それらの華やかな日本酒と比べて、今回ご紹介している「成政」には、米の旨味をしっかりと感じられる硬派な印象があります。
香りがおとなしく、口の中では米の旨味や甘味をふんだんに感じられる味わい。そのラインナップは、昔からの王道スタイルを貫く造り酒屋さんのこだわりが感じられるものばかりです。
自慢のキレの良さは、中華料理との相性が抜群!
今回紹介している「成政 雄山錦大吟醸 Limited Edition」は、成政酒造の他のラインナップと比べて重厚感が抑えられていますが、米の旨味の濃厚さはしっかりと感じられる仕上がりになっており、キレの良さが抜群です!
そんな「成政 雄山錦大吟醸 Limited Edition」は、少しこってりした料理と合わせるのがオススメです。
米の旨味と甘辛い酢豚や麻婆茄子がピッタリ寄り添っている印象です。ぜひ試してみてくださいね。
最近のモダンでフルーティーな日本酒にちょっとマンネリ気味な人にも試していただきたい逸品です。
今回は、最近流行りのモダンでフルーティーな日本酒とは一線を画す、硬派な成政酒造を紹介しました。
従来の日本酒に見られた、淡麗辛口の口当たりに濃厚な米の旨味が感じられ、抜群のキレ味が感じられます。
それでいて、大吟醸に見られるピュアさも取り入れられた、ちょっと変化球の「成政 雄山錦大吟醸 Limited Edition」。お試ししてみてはいかがでしょうか。
それでは良い一日を!