【白ワインのようなテイスト】玉旭 MOTHER(マザー)の評価は?
「玉旭 MOTHER(マザー)」 は、白ワインのようなテイストで、ワイングラスが良く似合う日本酒です。
造り手は、玉旭酒造有限会社。200年の歴史を持つ老舗の造り酒屋さんです。少ない量を丁寧に仕込んでおられるので、どの銘柄も絶品が揃っています。
今回紹介する銘柄は、甘酸っぱい味わいが特徴の「玉旭 MOTHER(マザー)」。富山の地酒選びの参考になれば幸いです!
玉旭酒造|越中八尾にある老舗の造り酒屋。富山県人らしい少量で丁寧な酒造りが魅力的
冒頭でも触れましたが、造り手は「玉旭酒造有限会社」です。
1808年の創業なので、江戸時代から200年も続いている由緒正しい酒蔵ですね。大量生産せず、直接お客様に手渡し出来るような酒造りを心がけておられます。
酒蔵は、「おわら風の盆」で有名な富山市八尾地区にあります。今でも古き良き日本の街並みを残している、山あいの小さな坂の町。ここでは、毎年9月1日から三日三晩「おわら風の盆」という伝統舞踊の流しを町中で観ることができます。
玉旭 MOTHER を飲みながら、おわら風の盆を観るのも粋な感じがして良いものですよ。
まるで白ワインのような玉旭 MOTHER 。気になるスペックは?
玉旭 MOTHER のスペックは以下のようになっています。
産地 :八尾町桐谷
日本酒度:-52
酸度 :8.2
精米歩合:70%
アルコール度数:12%
原料になる酒米は富山県の山深い限界集落の点在する八尾町桐谷地区。蔵人と地元の関係者が一緒になって育てた富山県の酒米「雄山錦」で、無機無農薬栽培です。
米の甘味や発酵過程の酸がしっかり伝わってくる甘酸っぱいタイプの日本酒です。
酸がマイルドで葡萄のようなジューシーな甘みがあり、軽やかさと甘酸っぱさの中に、生原酒特有のスッと腰の据わった旨味やさり気ない重厚感を感じられます。
玉旭 MOTHER は、西洋料理との相性が抜群!
そんな玉旭 MOTHER は、甘口と言っても、くどい甘味はなく、白ワインのような強い酸味と上品でほのかな甘味を感じられる日本酒です。とはいえ、酸味と甘味の奥に純米生原酒の日本酒らしさも感じさせる奥深さも備えています。
和食に限らず、色々なジャンルの料理と合わせてみたいところですよね。
バターやクリームチーズを使ったマイルドな西洋料理や生ハムやアーモンドなどおつまみにも合わせやすそうです。
玉旭 MOTHER まとめ
白ワインのように気品や優雅さに満ちている玉旭 MOTHERは、田植えから稲刈りまで参加した酒店にのみ卸される酒店限定商品、つまり完全なレアものと言えます。
富山の日本酒は、辛口だとか淡麗辛口だとかよく言われるものですが、玉旭 MOTHER は数値的にも感覚的にも甘口の部類に入ります。
これまでの富山の地酒の概念がひっくり返るほど、独創的。しかし、その造り方には富山県人の職人のこだわりと技が感じられます。
そんな玉旭 MOTHER をぜひ味わってみてくださいね。
それでは、最後まで記事をご覧いただきありがとうございました!