【勝駒 純米吟醸 レビュー】ほのかなアロマが魅力的な高岡の地酒。気になる価格は?
勝駒は清都酒造場がプロデュースしている、富山県を代表する名酒です。
酒蔵は富山県高岡市にあります。高岡は伝統工芸が盛んな職人の町。何を作るにしても決して手を抜かない高岡職人の髄が勝駒にも感じられることでしょう。
今回は勝駒のラインナップ中でも、特に人気の銘柄である「勝駒 純米吟醸」をレビューしてみました。
ライチやバナナを思わせる果実香が心地よく鼻腔を通り抜け、飲みやすさは抜群。キレが良く、こってりソースの肉料理などにも合わせやすいです。山口県岩国市の「獺祭」が好きな方であればオススメですよ。
少ない職人が丁寧に作るお酒なので残念ながら量産はされていません。価格はネット通販で1万円を軽く超えてしまっています。
そんなに気軽には買えないですよね。
なので、自宅用なら晴れの日や記念日に、または大切な人へのプレゼント用として購入するのがいいかもしれませんね。
今回のレビューを参考に、勝駒の素晴らしい味わいを体験していただけたら嬉しいです!
勝駒の造り手「清都酒造場」は富山県西部の雄、高岡市の酒蔵
清都酒造場は、明治39年に富山県西部にある高岡市で創業しました。酒蔵は国の有形文化財に登録されており、古き良き日本家屋の面影を残しています。
高岡市はものづくりの町、職人の町として知られています。
銅や錫のように伝統工芸で用いられるものから、アルミのように現代建築で使われる素材など、様々な物を加工する技術やノウハウが集積している町です。
勝駒は、そんな職人の町で産声を上げた日本酒です。勝駒を一口飲めば、そんな職人のこだわりの味わいが感じられることでしょう。
勝駒 純米吟醸 シンプルな味わいの中に感じられるほのかな果実香とキレの良さが特徴。こってりした料理とも合わせやすい
実はこの「勝駒 純米吟醸」は、精米歩合が50%です。
大吟醸酒を称するための条件が精米歩合50%以下なので、本来は純米大吟醸を称してもいいレベルです。
そこをあえて純米吟醸とするところに謙虚な県民性を感じずにはいられませんね。まさに静かな実力を備えた名酒といえるでしょう。
いずれにしても吟醸酒なので、ライチやバナナといったフルーティーな吟醸香が感じられます。
飲みやすいのでスルスルと喉を通りますが、ズッシリとした後味を残してキレていきます。そのため、煮物や刺身など醤油などを使った料理からどっしりとした肉料理まで幅広い料理に合わせられますよ。
勝駒 純米吟醸 在庫が少なく希少な日本酒。価格が高いので大事な日に振る舞おう
勝駒は少ない職人さんの手で丁寧に時間をかけて造られます。そのため市場にあまり流通していない日本酒です。
ボトリング後の温度管理も重要なため、限られた地域の特約店でしか販売されていません。
ネット通販でも入手できる場合がありますが、10,000円超えも珍しくありません。そのため、正月やお盆、誕生日や出世祝いなど特別な日に振る舞うのがオススメです。
本日のレビューはいかがでしたか?
勝駒は県内外で高い人気を誇る名酒です。
そして丁寧な造り込みをされている希少なお酒なので、入手するには少しハードルが高いですが、ご自身で飲まれても贈り物にしても間違いのない逸品と言えるでしょう。
チャンスがあれば是非、その崇高な味わいを体験してみてくださいね。
それでは、最後まで記事を読んでいただいてありがとうございました!