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【富山の地酒ファン必見】富山の銘酒を利き酒できる店3選

YUICHI

富山県はお米や水が美味しいので、数多くの美酒・銘酒があります。

しかし、いくら美味しいお酒が揃っているといっても、富山の地酒について詳しくなかったらいざ地酒を買おうと思っても迷ってしまいますよね。

そこでオススメしたいのが、日本酒飲み比べのお店。

県内に造り酒屋は数多くありますが、富山市内のお店で飲み比べができます。まずは飲み比べをしてみて、自分に合うお酒を見つけてみてはいかがでしょうか?

「沙石」(岩瀬エリア)なら豊富な銘柄選び放題!?

富山の地酒といえば、かつて「清酒 立山」という銘柄が有名でしたが、今では桝田酒造店の「満寿泉」が全国的な知名度を獲得しています。

2015年の北陸新幹線開業にともない、富山の地酒は少しずつ有名になっていきました。そのため、現在は県内メーカーはしのぎを削って首位の座を奪い合う混戦の時代を迎えました。

そんな最中、富山で一躍人気の銘柄に躍り出たのが桝田酒造店の「満寿泉」

桝田酒造店の隆一郎社長はフロンティア精神が旺盛な方。従来の酒造りにこだわらず、常に新しいメソッドで数々の面白いお酒を生み出してきました。

そんな桝田酒造店のお酒が富山市中心街から10キロメートルほど離れた港町・岩瀬で飲み比べできるお店があります。

お店は路面電車 富山港線 岩瀬浜駅から歩いて10分。岩瀬のメインストリート大町新町通り(旧 北国街道)の北の入り口すぐのところ、西側の並びにある「沙石」というお店です。

お店の中に入ると、右手の方に長さ3メートルほどの檜でできた巨大な一枚板がテーブルとして置かれています。これを観るだけでも圧巻ですよ。

テーブルと向かい側の冷蔵庫には、ずらっとならんだ「満寿泉」のコレクションが。

銘柄数はなんと100種類にも及ぶそうです。

【沙石でのオーダー方法】
220円で枡を購入。

冷蔵庫からお目当てのお酒を選ぶ。

冷蔵庫の近くに設置されている木箱にお金を投入。
(商品によって200円~500円)

ちなみに「沙石」の料金システムには2000円で飲み放題も用意されています。

500円の銘柄を4杯以上飲むと決めている方にはお勧め。

Info.
沙石(させき)
営業時間 10:00-17:00 (定休日:火)
住所 〒931-8356 富山市岩瀬大町93
TEL 080-2962-6683

余談ですが、かつて「清酒立山」がお歳暮の贈り物として富山のガンコなお父さんに贈られるのがけんみん「清酒 立山」以外を贈ってしまうと、「マスイズミ?こんなもん飲めんわ!」とか言われて、突き返されてしまうことが多かったとか…。

かつて富山県内でお酒と言えば「清酒 立山」が常識でした。

世の中、というか富山県内も変わりましたね。

富山駅近く角打ち対応の「布一酒店」日本酒だけでなく洋酒も!

「布一酒店」は「角打ち」できる酒屋さんです。富山駅からCICビル裏手の通りを歩いて南へ5分ほどのところにお店があります。

余談ですが、皆さんは「角打ち」という言葉を知っていましたか?

「角打ち」とは、元々九州北部の方言で購入したお酒をすぐに飲める場所を提供されている酒屋さんのことを言うそうです。ちょっとかっこいい言い方ですよね。

それはさておき、「布一酒店」では富山の有名な地酒である「若駒」(八尾)「太刀山」(砺波)「若鶴 苗加屋」(砺波)など人気の銘酒をなんと50cc 200円~400円で、飲むことができます。

富山の地酒を飲んでみたいけど、あれも気になるこれも気になるって方。まずは「布一酒店」が近くていいですね。しかも、お酒のプロが皆さんにぴったりの地酒を選んでくれますよ。

「布一酒店」のもうひとつのオススメポイントは、ウイスキーやワインの角打ちにも対応していること。

ウイスキーなら全国的に有名な「サントリー山崎 シングルモルト」のほか、富山のウイスキー「十年明」などを 50cc 700円~1,000円で提供されています。

県外と富山のウイスキーの飲み比べなんかも楽しそうですね。「十年明」と飲み比べてみてください。もはや神ウイスキーと言っても過言ではありません。

Info.
布一酒店
営業時間 9:00-22:45(定休日:日)
住所 〒930-0002 富山市新富町2-4-5
TEL 076-432-4712

お急ぎの方は富山駅 とやマルシェ内「syn」で

最後にご紹介するのが、富山駅構内の商業施設「とやマルシェ」の中に入っている「syn」さんです。「とやマルシェ」は新幹線ホームの真下にあるので大変便利ですね。

「syn」は石川県加賀市の「丸八製茶場」というほうじ茶専門のお茶屋さんがプロデュースしたお店です。お茶とお酒でお客様をもてなすという珍しいお店です。

お店は純和風なイメージ。なんだか心が静かになりそうな空間です。雰囲気だけで酔えそうなやつだな…って感じのお店。

お茶やお酒一杯分を550円で飲めるほか、陶磁器のギャラリーがあって販売もされています。

新幹線駅のホーム直下にあるので、お急ぎの方やお帰りの方にも便利ですよ。

おすすめは Masuizumi Van Gaihen 2017(桝田酒造店) 。

ご参考までですが、飲み口すっきり。上品な樽香あり。色は濃い麦わら色でちょっとしっかりめの白ワインぽい味わいです。

一緒にクリームチーズとクッキーのおつまみをオーダーしたのですが、これがすごく合いましたよ。

気軽に立ち寄っていただけるので、その日の銘柄を聞いてみてもいいかもしれませんね。

Info.
syn(とやマルシェ内)
営業時間 8:30-20:30
住所 〒930-0001富山市明輪町1-220
TEL 076-471-8112
※ 2023/5/19に閉店しました

まとめ

お酒好きの皆さんは、きっと富山で呑める地酒に心を弾ませていることでしょう。しかし、意外に富山県も銘酒が多いです。

自分にぴったりの銘酒を探すならまずは今回紹介したお店で。きっと好みに合ったお酒を見つけることができると思います。

それでは、良い一日を!

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著者プロフィール
YUICHI
YUICHI
全国通訳案内士
富山県富山市生まれ。観光庁認定英語通訳案内士。
愛知県の航空機関連メーカーで務めたあと、全国通訳案内士国家資格を取得。通訳ガイドとして、訪日外国人の観光ガイドを主に富山、石川、岐阜の観光名所・史跡を案内する。近年はHTML/CSSやPHP、Photoshopなどを使ってWEB制作にも携わっている。趣味はウォーキング、温泉、読書、料理など。

「せっかく富山に来たのなら、たくさん楽しんでいってくださいね!」
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